【小説執筆】お仕事の実績サンプル⑦
こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。
自分のオリジナル小説も趣味で書いていますが、ココナラとスキマで小説執筆のご依頼もお受けしております。
その中でも公開許可を頂いた作品は、いくつか当ブログでもご紹介させて頂きました。
お仕事実績①
お仕事実績②
お仕事実績③
お仕事実績④
お仕事実績⑤
お仕事実績⑥
今回の記事は、公開許可を頂いた作品を新たに紹介させて頂きますので、ご興味のある方はよろしければご覧になっていってくださいね。
異世界GL
サンプル公開
かつて日本人だったヒスイは、日本の江戸時代によく似た世界に転生した。そこで出会ったオボロの妻となり十ヶ月が過ぎたが、二人とも奥手過ぎて、未だに手さえ繋いだことがない。
そんな奥手過ぎる夫婦のある日の朝。
要人の護衛に行くために刀をさしたオボロは、引き戸を開ける前にヒスイの方を振り返った。
振り返ったはいいものの、オボロはヒスイをじっと見たまま固く口を結んでいる。
「オボロ様?どうしたの?何か忘れ物?」
何かを言おうとして言いにくそうにしているオボロにヒスイが声をかけると、オボロは意を決したように口を開く。
「いや、その……、だな。
私たちはせっかく夫婦になったのに、手も繋いだことがないだろう。
今夜は早く帰れそうだから、もう少しだけ深い関係にならないか」
「え……、と、それって……」
わずかに頬を赤くしたオボロから告げられた言葉に、ヒスイはりんごのように顔を真っ赤にした。
どんな反応をしたらいいのか分からなかったが、大好きな夫からのお誘いを断れるはずもなく、ヒスイはこくりと頷く。
*
オボロが出かけてからというもの、ヒスイは洗い桶の中に洗う必要もない物まで入れてゴシゴシとそれを手もみ洗いしたり、掃き掃除をした後は雑巾で隅々まで拭き掃除をしたり、普段よりもせかせかと家事に勤しんでいた。
(今夜、私たちはどうなっちゃうのかなぁ。
深い関係って、キス、とか……?それとも、もっと……?)
今夜のことを想像すると、ヒスイは居ても立っても居られなかった。気を紛らわすためにも家事に励むが、それも全て終わってしまい、ついには意味もなくウロウロと外を歩きだす。
今日は天候も良く過ごしやすかったが、今のヒスイでは雨が降っていたとしても、たとえ嵐が来ていたとしても全く気づかなかっただろう。
ヒスイの頭の中にあるのは、オボロのことだけだ。
(今日が寺子屋で子どもたちに読み書きを教える日だったら良かったのになぁ。
何もやることがないと今夜のことばっかり考えちゃうし、緊張してどうすればいいのか分からないよ。
そもそも、女の子同士ってどうすればいいんだろう?)
町の子どもたちが走り回るのをぼんやりと眺めながら、ヒスイは赤くなったりため息をついたり青くなったりと大忙し。
日本からこちらの世界に転生し、それから紆余曲折あってオボロと夫婦になったが、実はオボロは龍の妖怪であり、ヒスイと同じ女性であった。
黒髪を後ろで一本にまとめたオボロは、凛々しく整った顔立ちで、和装がよく似合う。和装が普段着であるこの世界では見る機会がないが、オボロならスーツや洋服もきっと似合うだろうし、転生前のヒスイが生きていた日本に生まれていたら、きっとイケメンともてはやされたことに間違いない。
そんなオボロが自分と同じ女性であるとは全く考えていなかったので、ひょんなことからそれを知ってしまったヒスイは当然戸惑った。
しかも、人間ではなく妖怪だという。
ある時妖怪界を追放されたオボロは、ヒスイに出会うまでは一人寂しく町外れで暮らしていたが、人間界で暮らすために完璧に人間の姿に化けている。普段はどこからどう見ても人間にしか見えないが、オボロの正体は確かに妖怪であった。
オボロの秘密を知ってしまったヒスイの葛藤は大変なものだったが、たとえ女性でも妖怪でもオボロが大好きであることには変わりない。オボロの正体がどんなものだったとしても、やっぱり一緒にいたいという自身の気持ちに気づき、ヒスイはそのままオボロの妻であることを選んだのだ。
オボロが妖怪であり女性であっても、大好きな夫との生活はヒスイにとって幸せなものだったが、いざ関係を進展させようと言われると、ヒスイはどうしたらいいのか分からなかった。
セミロングの黒髪を後ろで縛り、どちらかと言うと地味な見た目のヒスイは、オボロよりも一つ年上の26歳。さすがに性についての知識ぐらいは一応あるが、転生前はモテたこともなく誰とも付き合ったことがなかった。恋人さえ出来たことがなかったヒスイは、その先の経験ももちろんない。ただでさえ経験がないことなのに、相手が女性となるとますます未知の世界だ。
オボロと一緒にいるだけでも十分幸せなのに、触れ合ってしまったらヒスイは一体どうなってしまうのか。もちろんヒスイもオボロと深い関係になることが嫌なわけじゃないし、進展はさせたいとは思っていた。でも、……。
いつもはおっとりとしているヒスイも、さすがに今夜のことを想像すると落ち着かなくなってしまい、結局一日中ソワソワしたままオボロの帰りを待った。
(続)
あとがき
一部公開許可を頂いた作品です。
キャラクター名は変更させて頂きました。
意外と異世界系のご依頼を頂くことってあまりなくて、お仕事としては初めて書かせて頂く系統の作品でした。和風の設定も良いですね。
昭和風怪奇談「少年ヒーロー編」
サンプル公開
あれは、たしか昭和のある年の真冬の出来事だった。
雪女である私は、成長期の少年を雪山に誘い込み、散々責めて苛めぬいたあとで雪人形として封印することを無上の悦びとしているが、特上の獲物を見つけてしまったんだ。
偶然ホテルで見つけた私の獲物は、雪山に来ているにもかかわらず、セーターと短い半ズボンという信じられないほどの薄着できている。
人間は雪女とは違って寒さには弱いだろうに、おかしな子だ。
何百人もの少年を毒牙にかけてきた私でさえ雪山に半ズボンでくる子は初めて見たよ。
奇妙な少年だが、妙に引きつけられ、目を離せなくなるような魅力がある。
その少年は大人というにはまだ早すぎるが、子どもというには成長し過ぎていた。
背が高いのに無理矢理半ズボンをはいているせいか、太ももに食い込みそうなくらいに短い半ズボンの丈からは、惜しげもなくむっちりとした太ももがさらされている。
そのむっちりとした太ももはたくましさと柔らかさを兼ね備え、成長期の少年ならではの危うさと瑞々しい肉感を発していた。
ああ、見ているだけでたまらない。
何てそそる脚なんだろう。
たくさんの少年の脚を見てきたけど、今までの中で一番と言っていいくらいの脚かもしれない。
子どもの柔らかさと大人のたくましさを兼ね備えたその脚は、アンバランスだからこそ為せる極上の完成品だった。
少年の象徴である半ズボンから無防備に美味しそうな脚をさらすなんて、馬鹿な子だよ。
雪山にこんなものをはいてくるなんて、まるで私の獲物になりにきたようなものね。
今すぐ雪女としての本性を出し、そのいやらしい太ももをさすりあげ、少年を苦しめ責め抜きたかったが、そうするにはまだ早い。
最高のタイミングで獲物を食すため、私は雪女の本性を隠し、その少年に近づいた。
「お一人ですか?
お時間があれば、バーにご一緒して頂けないでしょうか」
自分に言われていると思わなかったのか、私が話しかけると少年はキョロキョロと辺りを見回していたが、距離をつめると戸惑ったように視線をさまよわせる。
「とても素敵な方だったので、あなたとお話ししてみたくなりましたの」
これまでに何度も何度も少年を拐かしてきた。少年を誘う方法や、どうすれば少年が喜ぶかは知り尽くしている。
わざとその少年を大人扱いしてやると、私の思惑通り、少年は戸惑いながらも私の誘いに応じてバーまでついてきた。
大人扱いといっても、実際にこの少年はもう大人になりかけている。
大人の男が履くようなズボンをはけば大人に見えないこともないだろうに、大人になりかけの身体を無理矢理子供服である半ズボンに押し込めていた。
とんでもない矛盾を秘めた少年だが、だからこそそそられる。成長期ならではの、どっちつかずの危うい魅力がたまらない。
ああ!その危うく、完璧な太ももを思い切りさすりあげたい。
遠くから見ても惹きつけられるその少年の生脚は、近くで見るとますます耐えがたい魅力を放っていた。
魔性をさらけ出し、彼の脚を存分にさすりあげたい衝動を抑え、なんとか会話するだけにとどめる。
「ズボン、ずいぶん短いんですね。
雪山で寒くないんですか?」
「少し寒いですが、いつも半ズボンなので平気です」
「まあ、たくましいわね。素敵ですわ」
少年を大人扱いし褒めてやると、少年は照れながらも気分を良くしたのか、少しだけ饒舌になる。
話を聞いてるうちに分かったことだが、この少年の名は三平と言い、妖怪退治のために全国をまわっているということだ。
そうか。この子が、噂の三平だったのか。
妖怪の弱点を研究し、多くの妖怪を封印して退治している小学生がいることは、風の噂では聞いていた。
この身体でまだ12歳とはまだ驚きだが、それなら半ズボンを履いているのも納得ができる。
そして、この少年が、私の獲物が、噂の三平だということは私にとって好都合でしかなかった。
妖怪たちを倒してきた三平に思い切り屈辱を与えて、責め抜いて楽しんでやろう。
お前の自信をへしおり、徹底的に心と体をもて遊び、最後にはお前の未来も奪ってやるよ。
「妖怪退治のために全国をまわられているなんて、立派ですわ。三平さんはまだ小学生ですのに、お強いのね。
けれど、雪山にそのズボンで本当に平気なんですの?着替えは持ってきていないのですか?」
そう聞いてやると、半ズボンしか持ってきていないと三平が言うので、湧き上がってくる笑いをこらえるのに必死だった。
「よろしければ、一緒に雪山に行きませんか?私には妖怪と戦うような力はありませんが、この辺りは地元なので案内もできますし、少しは三平さんのお役に立てると思いますわ」
「いいんでしょうか?そうして頂けるとありがたいです」
遠慮がちではあったが、三平はあっさりと私の誘いに乗ってきた。
その半ズボンで雪山に入ったら、どうなると思う?まさかお前は、私が魔性の雪女だなんて思いもしないだろう?
真冬の寒さにも負けない正義の半ズボン少年を貫くとはご立派なことだが、いつまでその強がりがもつかな?フフフ……。
*
三平と雪道を行くが、足を進めるたびに雪が深くなっていき、三平は寒さで身体を震わせている。
フフフ……、思うつぼね。
雪山にその半ズボンは失敗だったわね、三平。短すぎる半ズボンの丈があまりに頼りなく、無防備に見えるわ。
きっと三平は、今も寒さがじんじんと生脚にこみ上げてきて、ズボンの丈の短さに頼りなさと後悔を感じているだろう。しかし、それでも三平は泣き言一つ言わなかった。
間違いなく寒いだろうに、アンバランスな魅力を放つ脚をむき出しにして必死に耐えている。
けなげでたまらないわね、三平。
寒さでかじかみ、赤くなった太ももがますますセクシーに見えるわ。
ああ、もう……、もう我慢できない!
三平をとらえたい。
三平を責めて、いじめ抜いて、そして……。
私が足をとめると、三平は不思議そうな顔をしながらも足をとめる。
「どうかされましたか?
妖怪はどの辺りにいるのでしょうか」
私が年長者だからかやはり遠慮がちではあったが、私のことを疑ってもいない純真な瞳。これからこのいたいけな少年を思う存分いたぶることができると思うと、体の奥底から何かが湧き上がってくる。
「そう……、そうだったわね。
お前は妖怪を退治しにきたんだったわね。
フフ……、私こそが、お前の探していた魔性のもの、雪女だよ!」
急に口調を変え、口の端を吊り上げた私に三平は大きく目を見開く。
ああ、いいわね。
その表情たまらないわ。
けれど、まだまだこれからよ。
そこでようやく魔性の本性を表し、コート姿から長襦袢の雪女に変化すると、三平の表情が凍りつく。
「お前は私のものになるんだよ。
かわいくて、たくましい私の三平。ウフフ」
シンシンと雪が降り注ぐなか、私はついに三平を抱きしめる。
ああ、ついに三平をこの手でとらえたわ。
たくましい抱き心地ね、三平。
たくましいのに、まだ少年の柔らかさを失っていない。お前は極上の獲物だよ。
「どうした?
私を退治するんじゃなかったのか?
驚いて声も出ないか?」
パクパクと口を動かしながらも驚愕の表情で私を見つめている三平を抱きとめ、片手で三平の髪を撫でる。
驚くのも無理はない。
今までお前が倒してきた妖怪の中で、私ほどに美しいものはいなかっただろう?
きっと美しい年上の女性だとついてきただろうに、私の正体を知って驚愕したか?
やや張り合いがない気もするが、まあいい。
今のうちに念願だった太ももを堪能させてもらうことにするわ。
極寒でかじかみ赤くなっても、なお弾力と瑞々しさを失わない三平の太ももを思い切りさすりあげる。
ああ、なんて弾力があって触り心地のいい太ももなの。想像以上だよ。
少年性の象徴のようなむっちりした三平の太ももを飽きることもなく何度もさすり、その危うい魅力を存分に楽しむ。
無理矢理半ズボンに押し込めた大人になりかけの太もももたまらないけど、私に好き放題にされながらも抵抗できず、屈辱に耐えるだけの三平の表情がまたそそるわ。
恐怖と驚きと極寒で硬直してしまっているが、妖怪である私に裏をかかれ、好き放題されるなんてお前のプライドが許さないだろう?
何も言わなくても、お前のその表情が何よりそれを物語ってるよ。
(続)
あとがき
全文公開許可を頂きましたが、後半に性的なシーンが入ってくるので、ブログではここまでしておきます。
こちらの作品は、以前ご依頼頂いた作品の姉妹編として書かせて頂きました。
リピートでご依頼頂けるということは、とても嬉しいものですね。
まとめ
自分の創作小説を書く時は自分が好きな設定しか書きませんが、お仕事で書かせて頂く時は色々な系統のご依頼を頂くので、だいぶ筆力もついてきたような気がします。(自分比)
可愛いものと猫と創作が大好きな物書き。
執筆ジャンルは、恋愛(TL/BL/GL/TSF)、ファンタジー、青春、ヒューマンドラマ、など雑多。年下ヒーローと年下攻めを特に好みます。
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