BB小説家コミュニティ第8期に参加してみた【活動レポート】

こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。

4〜6月までの3ヶ月間開催されていたBB小説家コミュニティ第8期が先日終了しましたので、3ヶ月間の活動レポートを書いていきたいと思います。

優月
優月
優月は7期も参加していて、今回が2回目の参加でした

BB小説家コミュニティというのは、出版社のBookBaseさんが運営する小説家向けのオンライン上コミュニティです。

8期から公式サイトができたみたいなので、詳しくは公式を見て頂くと分かりやすいかと思います↓
BB小説家コミュニティ

ハルちゃん
ハルちゃん
BB小説家コミュニティがそもそもよく分からない!って人は、まずは公式サイトを見てねー
コミュの詳しい説明はそっちを見て頂くとして、この記事では3ヶ月間の活動と共に実際に参加してみた感想などを書いていきますね
優月
優月
参加者の生の感想が知りたい!っていう方は、良かったら参考にしてくださいねー。他の参加者さんも素敵なレビューやレポートをあげられているので、そちらも見て頂くと良いと思いますが、優月のレポートも少しでも参考になりましたら幸いです

BB小説家コミュニティ8期に参加するにあたって

BB小説家コミュニティとの出会い

私とBB小説家コミュニティとの出会いですが、詳しく知りたいよという方は前期レポートをご覧ください↓
BB小説家コミュニティ第7期に参加してみた【活動レポート】

前期レポートにコミュに入ることになった経緯とか、7期の活動内容と感想、8期も入った理由がまとめてあります。

見るのが面倒くさいという方向けにざっくりまとめておきますと、

・入った理由は、当時創作活動における身の振り方に悩んでいて、優月的暗黒期に入っていたからです
・いつのまにか暗黒期も抜け、7期は色々がんばれました
・8期も入った理由は、7期でコミュニティに実際に入ってみて良かったからです

という感じです。

ハルちゃん
ハルちゃん
ざっくりまとめすぎて、何も伝わってこない!
優月
優月
その辺りは7期のレポートにたっぷり書いたので、今回はこんなもので許してやってください!

コミュロス期間

7期と同じく、8期もスタンダードプラン(編集さんから月2回(+10万字枠1回)感想がもらえる)で申し込んでいた私ですが、コミュニティはずーっと開催されているわけではなく、1ヶ月間のお休み期間があります。

その間に次の期に申し込む人は申し込んで、運営さんたちはお休みして……という感じですね。(運営さんたちはとってもお忙しそうなので、休めるのかは疑問ですが)

コミュがない月は自分一人でがんばらないといけないわけですが、なんか気が抜けてしまったことや寂しさもあり、3月は思ったよりもがんばれませんでした。

ギリギリまで確定申告をやっていたのも原因かもしれません(日頃からコツコツやらないから、こうなる)

確定申告とお仕事以外でやってたことといえば、こんな感じです。

【3月】
・7期で冒頭1万字を見て頂いた音声シナリオを完結させる、パッケージイラストを依頼する
・7期の10万字枠で見て頂いたBL小説の改稿、サブタイトル再考

本当は8期の感想に提出するものを3月中に準備しようと思ったんですが、途中までしか出来ませんでした。

3月はイマイチでしたが、4月からはちゃんとがんばろう!と決意して、8期がいよいよスタートです。

8期の活動レポート

8期の創作目標
①感想枠を全部使い切る
②中編を一作完結させる
③公募用中編を一作完結させる

以上の三つの目標を掲げ、私の8期がスタートしました。

4月まとめ

コミュお休み期間の3月はあまり創作できなかったので、その分を取り戻すべく、4月から早速集中部屋に入り浸ってました。
一人だとついダラダラしてしまうため、「画面の向こうには、自分以外にもがんばっている人がいる!」と思える集中部屋はめちゃめちゃありがたいです。

今期は、前期よりも集中部屋を使う人が多かった気がします。前期もご一緒した方ももちろんお見かけしましたが、コミュ初参加だと思われる方も積極的に使っていらっしゃった印象でした。

基本黙々と書く部屋なんですが、ごくまれに部屋出入りの時に会話のようになったり、スタンプで応援し合ったりと、集中部屋のみなさんとコミュニケーションが取れたことも嬉しかったです。

今期はストイックな方が多かったのか、前期よりもDiscordの書き込み自体は少なめだったかなーと思います。
毎日書き込み自体はありましたし、盛り上がってなかったわけではないですが。前期がかなりワイワイしてたので、その落差か?今期はおとなしい印象を受けたのかもしれません。

その辺りは、けっこう期ごとにガラッと雰囲気が変わるみたいですね。

話したい方はおしゃべり部屋とかもありますし、何かを書き込んだら大抵は誰かが反応してくれますし、寂しくはならないと思います。
会話苦手な人は眺めて楽しむだけでも全然アリですし、人それぞれ合った使い方をするのがいいんじゃないかと。
治安と居心地の良さは相変わらずでしたので、安心してコミュで過ごすことができました。

私も今期は自分の提出物と依頼をこなすのに精一杯で、集中部屋と進捗報告以外のお部屋はざっと眺める程度でしたが、楽しませて頂いておりました。
編集相談会やイベントも毎月あるので、そこも楽しみなんですよね。

編集相談会は私もたまに質問させて頂いてますが、有用なアドバイスが頂けます。
特に質問がなくても、他の方の質問をみてるだけで勉強になるので、毎回参加はしていました。
込み入った質問や他の人に知られたくない場合は壁打ち、作品自体をじっくり見てほしい場合は個別編集が良いかもしれませんね。

創作の進み具合はというと、こんな感じです。

◯4月の進捗報告◯
①長編BL入稿
②TSF小説(冒頭1万字)を感想サービスに提出
③男性向け漫画シナリオ(冒頭1万字)を感想サービスに提出
④新作企画相談の壁打ち
⑤過去作を10万字感想に提出

①〜③まで、本当は3月中にやっておこうと思ったものなんです。が、何一つできていなかったので、集中部屋で必死にがんばってました。

完全に3月のツケを払わされてます。

スタートダッシュに失敗した上に、4月は仕事と準備中の同人の方で色々と大変なことや不遇が重なり、そちらの対応に追われておりました。

ちなみにこの状態は5月も続きそうな感じだったので、新作長編の完結を早々に諦め、10万字枠に過去作を提出してしまいましたw

4月は精神面でもスケジュール面でも追い詰められてましたが、ちゃんと感想サービスに3作提出できたのはえらい!(のか?)

では、達成したことの説明を順番に。

①長編BL入稿
この作品は、7期の10万字感想で天岸さんに見て頂いたものです。
前期のサービス〆切ギリギリに提出して、感想を頂いたのは、たしか2月後半ぐらいだったと思います。それで、3月に指摘頂いたことを元に改稿して、校正と見直しをしていました。

とあるところに送りましたので、そのうちお披露目できるのではないかと思います。

②TSF小説(冒頭1万字)を感想サービスに提出
前期にヒダマルさんにプロットを見て頂いた、男性向けTSF小説(R18)です。
冒頭1万字まで書き進めたので、今回もヒダマルさんに感想をお願いしました。

拝読しましたので、感想をお伝えします。
設定は「論より証拠」「百聞は一見にしかず」で伝えるのが基本です。地の文で説明するのではなく、今まさにその設定が表出している場面を描くことでこそ、分かりやすく伝わります。その基本を冒頭からなぞっています。本作において最も特徴的な設定をこの方法でまず伝達しているため、作品の魅力がしっかり伝わっています。最序盤でこそ受け入れられるご都合主義、「そういうものだからパワー」をフルに活用しているのも見事です。

物語の冒頭では「まずは『一口目』を提供すべき」です。この物語を読むことで楽しめる、提供される面白さの種類はどんな感じなのかを明示することで、作品の魅力が素早く伝わります。この冒頭は、本作の「一口目」として申し分ない出だしだと思います。
事務的に事を運んでいる主人公が、これからどんな風に落とされていくのかが気になります。物語の大きな推進力になっています。タイトルで示唆もしているので、コレジャナイ感のある読者は初めから選択できるのも親切です。
要望内容に問題ありません。五感を駆使した肉感的な描写も申し分ないので、ぜひこのまま突き進んでほしいと思える冒頭でした。

優月
優月
ほ、褒められて、る……?
感想サービスでは甘めや厳しめなどテイストが指定でき、私はいつも真ん中ぐらいの「甘さ控えめ」にしています。

前期でも何度かヒダマルさんから感想頂いていますが、ヒダマルさんは悪いところは悪い(もちろんそんな酷い言い方ではないですが)としっかり指摘して頂けます。なので、今回特にご指摘がなかったということは、少なくとも冒頭1万字の段階では良いものが書けていたのかな、と自信が持てました!

ただ「良かったです」じゃなくて、どこがどう良いのか明確に言語化していただけるので、自分の作品を客観的に見つめることができて、ありがたいです。
自分では自作をあまり冷静に見ることができないので、「これでいいのか?」と常に思ってますが、自信を持って書き進めることができそうです。

男性向けR18ではかなり重要な性描写も、「五感を駆使した肉感的な描写も申し分ない」とのお言葉を頂けて、嬉しくなりました!

この作品は、手元で完結後にクリエイターさまにイラストを依頼して、DL-siteなどでイラストノベルとして販売する予定です。
依頼料も貯めないといけないので時間がかかると思いますが、来年ぐらいを目処に販売したいと考えていますので、またその際にはお知らせさせて頂きますね。

③男性向け漫画シナリオ(冒頭1万字)を感想サービスに提出

この作品は、前期で栞さんにプロットと音声版シナリオを見て頂いたものです。それの漫画版。

音声シナリオは私の中ではわりと書きやすかったんですが、漫画のシナリオが全然書けなくて、これを書くのにかなりの時間を費やしました。

やっぱり小説とは書き方が全然違うので、書き慣れないと難しく感じます。

4月前半はほぼ今作に費やした気がしますが、それでもどうにかこうにか仕上げて、提出しました。

※販売用の未発表作のため、ネタバレに繋がりそうな感想部分は一部伏せさせて頂いております。

春音さん、こんばんは!
今期もどうぞよろしくお願いします🙇‍♀️

『〇〇』1万字分拝見いたしました。
コミック版の原稿は音声版とはまた違った印象がありますね。
音声版は小悪魔的な印象でしたが、コミック版の優乃ちゃんは先輩への執着心も垣間見えて生身の女の子らしく、こちらもとても可愛らしいです🥰
音声版の場合は優乃の声だけでストーリーを進行し、なおかつ声優さんのお声で聞く優乃ちゃんの台詞の艶めかしさや可愛らしさをいかに表現するかが勝負。
対してコミック版の場合はエッチな台詞にプラスして「画」で表現することを意識して演出する必要があります。
その場合、修正してみてもいいかもしれないポイントは以下。

1・吹き出しの文字数を意識する。
台詞の吹き出しに入る文字数って1行何文字とか、どこに改行が入るかとか、細かい字がびっちりになって読みにくくならないように計算しておくと漫画家さんが楽かもです。
諸説ありますが、私は出来れば1つのコマに1行7~12字で3行くらいまでを心積もりにしていました。
(7字くらいまでで4行とかも見かけます。)
なので台詞に改行を入れ、セルフチェックしてみては
コミックスを担当する漫画家さんも画面の中にどこにどのくらいの大きさで台詞の吹き出しが入るかイメージしやすいかもです。

例えばですが、この台詞を上記の文字数・改行のルールに当てはめて改行を入れてみます

(中略)

上記あくまでもこういう風にも出来るよと言う例で、元の台詞自体が悪いという訳ではありません。
ただ漫画家さんの方ではどこで改行入れるか迷ったり、文字を小さくしなくても良いので楽かもしれません。

2・優乃の喜怒哀楽を意識する
小説は文章のみで表現され、その特性から心情描写を細やかに入れられるという特徴があります。
対してコミックは台詞の吹き出しに入る文字数が限られている代わりに、表情やポーズなどで感情を表します。
但し似たような画面が続かないような工夫も必要になります。

それで台本見ていて思ったのですが、■46から

(中略)

そういう台詞をもう少し散りばめつつ、情事の盛り上がりの部分では恍惚と共に切なさや狂おしさも画で描いて貰えると、最初のエッチと少し違うテイストを出せそうですよ。

以上、感想でした。
コミック原作にカスタマイズする場合を意識して提案を出しましたが、元は元でいいなと思いましたよ。
脳内に映像が浮かび、漫画で見たら文章で読むより余計にエッチそう🥰
改めてふたなり女子っていいなと思った作品でした。
何かしら参考になれば幸いです☺️🌸

正直吹き出しの文字数を全く意識してなかったので、めちゃめちゃ参考になるご指摘頂けて、ありがたかったです。

小説の場合もあまり過度に地の文やセリフが長くならないようにと気をつけているんですが、漫画の場合は場面構成の問題で、小説以上に文字数がシビアですもんね。
デスノー〇とか、セリフびっしりの漫画もありますが、私が今回制作しているような男性向けR18漫画でセリフばっかりは、ね。そうじゃなくて、エロ絵を見せろとなりますよねw

もう一つの方のご指摘も。
小説は心情描写をしっかり入れられますが、漫画はそうではないですもんね。
だから、よりはっきりと違いを見せないといけない。違いというか、以前のシーンと同じようなものにならない工夫というか。

やっぱり漫画は難しい! と改めて感じましたが、漫画原作者になることは私の夢なので、精進していきたいです。

栞さんには、今作だけではなく、今後の漫画制作においてとても役立つアドバイスを頂けました。ありがとうございます。

この作品は、いずれ作画を依頼して、FANZAなどで一次創作の同人漫画として販売する予定です。同人サークル立ち上げに向けて、着々と準備を進めております。

④新作企画相談の壁打ち
前期何度か体験してみて、とてもとても良かった壁打ち。
壁打ちは有料オプションにはなりますが、編集さんと音声通話で1時間みっちり新作企画や創作の悩み相談ができるという、お値段の価値ありまくりのサービスです。すごくオススメ。みなさんもぜひ。

今期も絶対に申し込みたいなと思っていて、コミュが始まってすぐに申し込みました。

4月に壁打ちをお願いしたのは、天岸さん。
構想中の新作BLの企画書を持参して、申し込みました。

公募というか随時原稿募集中のとある出版社さんへの応募を予定していますが、その作品は攻め視点のBLとなります。

攻め視点BL……なくはないんですが、ただ受け視点のBLが圧倒的に多いですよね。
攻め視点が作中にあったとしても、基本受け視点で、攻め視点が少しという感じ。

自分が好きに書くのなら、攻め視点でも何でもいいと思いますが、商業だとかなり厳しいのかなと思ってます。
それは自分でも分かっていて、受け視点に変更することも考えました。

しかし今作で私が描きたいのは、「受けや他の男から見てめちゃめちゃかっこよくて、男が惚れるくらいに硬派な攻めが実は受けへの恋に戸惑っていて、内心ではモダモダしている」という攻めの心情です。なので、どーしても攻め視点で書きたい!

応募して不採用なら不採用で仕方ないんですが、「攻め視点」というのはどのくらい不利になるのか? 心構えとして知っておきたくて、天岸さんに相談させて頂きました。

・攻め視点も可能性ゼロではないけど、かなり厳しいこと
・攻め視点というだけで、アウトな出版社も(特に紙書籍)
・BL女性読者がメインなので、感情移入して読める受け視点の方が好まれる
ということでした。

そうだよなぁ……と、どのお話も納得でした。

しかし、それだけでは終わらず。
お話の内容自体は褒めて頂けて、励ましのお言葉もいただきました。

・攻めの心情とギャップがしっかり描けたら、面白いものになりそう
・もし不採用でも話の内容が悪いわけじゃないから、あまり落ち込まないで
・今の商業的には攻め視点は難しくても、今後は受け入れられていく可能性はある。今後を見据えて、今から書いておくのはアリ
などなど。

ストーリーの展開についての相談、その他にも今作には関係ないですが、リバものについても少し相談に乗って頂きました。

基本はガッチガチの受け攻め固定派なんですが、長年腐女子やってるせいか守備範囲がどんどん広くなってきて、リバで書いてみたいネタが思いついたのです。

ただ、リバは攻め視点以上に商業的には厳しい、とのことです。

優月
優月
ですよね。漫画ではたまに見かけるけど、商業小説ではリバはほとんど見かけないもんね
しかし、電子だともしかしたら可能性あるかも、とのお言葉も。
天岸さん自身もリバ要素がある小説を商業で出されているみたいなので、心強い!

やっぱりリバも書きたいなと思ったから、考えているものを企画書の形にして、またの機会に壁打ちで相談してみようかなと思ってます。

それで、攻め視点の小説をどうするか。
お話していて思ったんですが、商業的にはハードルが高かったとしても、可能性ゼロではないのなら挑戦してみたいなと思いました。

受け視点に変更すると全く違う作品になりそうですし、やっぱり「これが書きたい」という気持ちを大切にしたいです。
現在応募を考えているところが不採用なら不採用で、他の出版社に応募してみるとか、道はいくらでもあると思います。ので、まずは書く!

話しているうちに自分の気持ちが固まってきたので、相談に乗って頂いて応援して頂いた天岸さんには感謝です。

厳しいことは厳しいとはっきり伝えて頂けるのですが、それでいて切り捨てず、作品自体を見て頂けるのが本当に嬉しいですし、温かいなと思いました。

やっぱり壁打ちは良いですね。
新作を書くモチベがモリモリ盛り上がるので、書く前に相談すると本当に良いです。

構想だけはたくさんありますし、本当はもっと壁打ちをバシバシやりたいんです。しかし、新作の構想が浮かぶスピードに対し、私の書く速度が追いついていませんw
構想だけをいつまでも溜め込んでいてはいけないので、まずは書かなくては。

⑤過去作を10万字感想に提出
過去作というかエブリスタに掲載して長期休載中の『どんな選択肢を選んでもバッドエンドを迎えるゲームのヒロインになりましたが、ハッピーエンドを目指したいと思います!』という作品を提出しました。

最後まで書くつもりではいますが、だいぶ長い間お休みしてしまったので、この機会に構成も一から見直そうと思い、その旨お伝えしております。

エブリスタに載せている分+そこから先のプロットを貼り付け、googleドキュメントで見て頂きました。

こちらの作品は指名なしでお願いして、天岸さんから感想を頂いております。
ちなみに、今作は初めて修羅(最上級厳しいモード)でお願いしてみました。

※大幅改稿を予定している未完結作のため、ネタバレに繋がりそうな感想部分は一部伏せさせて頂いております。

春音さん、おはようございます。
遅れながら『どんな選択肢を選んでもバッドエンドを迎えるゲームのヒロインになりましたが、ハッピーエンドを目指したいと思います!』を拝見しました。

とても読みやすく、特にゲーム好きの人間の心をくすぐる設定で、個人的に好みで面白みのある作品でした。ゲーム世界と現代世界が繋がっており、作られたキャラではなくヒロインと同じく現実の人間が出ており、現実の問題とも向き合っていくという点も、作品に深みを出していける良い設定だと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今作品をエブリスタで掲載した際、読者がほとんどつかなかったとのことですが、今作の問題点は『作品内容が正しく読者に伝わっていない』『タイトルやあらすじからイメージした作品内容と違った』という部分が大きいように感じています。

昨今のゲームものの作品は、『異世界ゲームの世界に転生/転移して、不遇からハピエンになる』というものが多数派になり、読者の中でゲームもの=現代というイメージが瞬時に湧きにくいという側面があります。そのため現代乙女ゲーであるということを、タイトルやキャプションで伝える工夫が必要になります。

また、ゲームのバッドエンド=殺される/絶望/ロクでもない目に遭う、というイメージが強くなるのですが、タイトルから物語をイメージした時、『主人公が酷い目に遭いまくる展開オンパレード』な印象を与えてしまい、ジャンルによっては避けられてしまう可能性を高めてしまいます。

今作はヤンデレ刺殺エンドがあるものの、失恋エンドのほうが圧倒的に多く、前述したことも含めて作品の内容とタイトルから受ける印象にズレがあるように感じました。そのせいで『想像していた味と違った』となり、読者がつきにくくなってしまった……というのが大きな要因だと思われます。

今作のような内容も需要があり、現代ものでもあるので、エブリスタとの相性は良い内容になります。小説サイトのみで言及すれば、一番読まれて反応が良い可能性が高いのはエブリスタになります。タイトルから『今作が現代ものである』『バッドエンドだと言葉から受ける印象が強すぎるので、失敗エンドなど別の言い方にしてニュアンスを和らげる』といった工夫をされるだけでも、今作を喜んでくれる本来の読者層に届きやすくなるので、タイトル変更を検討されてみて下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋愛ジャンルとして考えた時、

(中略)

タイトルの件と同じように「欲しかった味と違う」という印象を読者に与えてしまい、ハピエンでも読んだ後の満足感が弱く、消化不良に繋がりやすくなってしまいます。

特に女性向けのNL/TL/BLは、この部分が読者の満足度に大きく関わってくるため、注意が必要です。本命は誰なのか――それが終盤まで分からない、というパターンもあったりしますが、その場合でも主要キャラは早く登場して満遍なくヒロインと積極的な交流を持っています。

(中略)

といったバランス取りも大切になります。

本命ヒーローを本命として扱う。この部分の『分かりやすさ』が読者に共感や没入感を与えてくれます。恋愛系においては『すぐネタバレして飽きられないかしら?』と考えず、『この二人の恋物語が味わえます!』と堂々と描いていきましょう。

(はっきりした狙いがある場合は、誰が本命になるかをぼかすやり方もありになります。その場合でも、そんな作品であるということを分かりやすく描いていく工夫が必要になります)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今作はネタや物語の本質はとても面白く、魅力のある内容だと思います。しかしタイトル・キャプション・冒頭が読者に誤解を招く内容になってしまっている点が、今作の内容を誤解する内容になってしまっており、とても惜しいと感じました。

現代ものはエブリスタの他に、カクヨムも受け皿になっているため、カクヨムコンや、カクヨム経由で応募できる現代ものを出版している女性向けレーベルの賞も視野に入れてみても良いように思います。

ストーリーの構成の見直しも必要ですが、恋愛ジャンルは斬新な展開よりも、キャラ同士の心の交流や掘り下げが重要になってきます。ぜひ、そのキャラたちならではの関係性を深く描いて下さい✨

自分で修羅を指定したくせに「ボロクソにけなされてたら、どうしよう」と不安になって、中々見れなかったんですが、全然大丈夫でした。大丈夫というか、指摘はしっかりして頂きつつ、どれも納得のできるものだったので、「そういうことか」とスッと腑に落ちました。

自分ではタイトルはけっこう気に入ってたのですが、たしかに異世界モノ主流の現状を踏まえると、タイトルからは異世界系乙女ゲームを連想させてしまうのかもしれません。

現代乙女ゲームもそれはそれで読みたい方はいるんじゃないかと思うので、もう少し中身が伝わりやすくなるようにガワを整えて、興味を持ってもらえるようにしたいなと思いました。

ストーリーの展開についても、ご指摘を頂きました。
最後誰とくっつくのか分かってしまうのでここではご感想の一部を伏せましたが、読後感に繋がる重要な内容を丁寧にご指摘頂きました。

私の考えていたラストだと、これまでのストーリーで積み上げてきた期待を全部ぶち壊すところでした。読者の予想は裏切ってもいいけど、期待は裏切ってはいけない……

乙女ゲームということで攻略対象をたくさん出して、誰とくっつくのか分からないドキドキハラハラ感を楽しんでもらいたい。
ということに意識がいきすぎて、私は恋愛ジャンルの醍醐味や読者が期待するものを描けていなかったな、と反省しました。

・キャラ同士の心の交流や掘り下げを大切に

恋愛ジャンルの作品を書く時は、天岸さんに頂いたお言葉を今後も肝に銘じていきたいと思います。

色々と誤解を招く内容になっていたものの、本質は魅力があり面白い、とおっしゃって頂けて、とても嬉しかったです!

自分の表現したいものをもっと読者さんにも楽しんで頂けるよう、改善していきたいと思います。

今作については一から構成の組み直しが必要だと分かりましたが、どこがダメだったのかが明確になり、改稿のモチベも上がりました。

たぶん自分一人で考えていても何がダメなのか永遠に気づけなかったと思うので、感想サービスで見て頂けて良かったです。

今年は書くものがたくさんあるため、今作の改稿に取りかかれるのは来年以降になると思いますが、より良い形でお届けできるように見直しをしていきたいと思います。

5月まとめ

5月は、依頼の納品が重なっていて、かなりハードスケジュールでした。中編×2、長編×1、その他細かいご依頼の納品が何件かありました。
そして、GWに義実家と実家への帰省もしていて、一週間ほどまとまった時間が取れませんでした。

創作タイムはがんばって作ろうと思えばもっと作れたかもしれませんが、依頼でかなりの量を書いていたからか、自分の作品を執筆する気力がだいぶ落ちていました

優月
優月
うーん……良くないですねぇ……
これでもかなりお仕事の量をセーブしているんですが、ありがたいことに現在はたくさん打診を頂けているので、どうしたものかと。
受注量をあまり減らすと、今度はお金がない!ってことにもなりますし。うーん。

仕事と自分の創作との兼ね合いはもう少し考えなければいけませんが、たくさん働いた分それなりに収入はありましたので、同人作品制作の資金にあてようと思います

優月
優月
一次創作の音声作品やイラストノベル、漫画を作るため、がんばってお金を貯めているのです

◯5月の進捗報告◯
①公募用BL小説(プロット)を感想サービスに提出
②コンテスト用女性向け恋愛小説(プロット)を感想サービスに提出

5月は感想サービスに二作提出するので、精一杯でした。しかも、両方ともプロットというw

①公募用BL小説(プロット)を感想サービスに提出

これは、4月に天岸さんに壁打ちして頂いた作品です。1000字プロットの形にまとめ、天岸さんに見て頂きました。

※応募用の未発表作のため、ネタバレに繋がりそうな感想部分は一部伏せさせて頂いております。

春音さん、こんにちは。
遅れながら

(中略)

序盤からR18展開も入れられ、付き合った後からのもだもだは心のぶつかり合いやすれ違い、内心切ないながらの濡れ場を入れたりなどができる設定と展開なので、商業的に喜ばれやすいネタだと思います。

また物語の流れが王道寄りの内容になっており、BLのLOVEがメインのお話で、BL読者が一番求めている要素がしっかりと盛られている点も好印象です✨

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今作は先輩と後輩の恋愛ストーリーになりますが、商業受けを視野に入れるなら、主人公は受けのほうが出版社に受け入れてもらいやすいという側面があります。どうしても読者受けを優先しようとすると、主人公は攻めよりも受けのほうが好まれやすく、出版社によっては攻めが主人公というだけでNGと判断するところもあったりします。
(ただ出版社によっては、攻め視点でも出してくれる所もあり。主人公攻めを渋るのは紙書籍の出版社になり、電子書籍のみのレーベルなら、面白さを重視して攻め視点でもOKと考えてくれる可能性があります)

もし主人公の受け攻めにこだわっていない場合は、後輩×先輩で物語を進めていくと商業向けに寄せやすくなります。しかし先輩×後輩で進めたい時は、本編のどこかに受け視点を作り、濡れ番の際の心理描写を書くようにされると良いと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
物語の流れが王道だからこそ、作品のどこに個性を加えるか?の工夫が必要なように感じました。奇抜なアイデアや展開過ぎると裏目に出てしまうため、バランスを取るのが少し難しいのですが、キャラが立つように言動にこだわれたり、物語の転の部分やラストにひと捻りを加えたりすることを視野に入れることをオススメします。

どちらかといえばキャラを立たせて個性を強めたほうが書きやすいように思います。
(中略)は良い個性であり、作品ならではの色を出しやすくなっています。その分、先輩のキャラが後輩よりも弱くなりやすいため、後輩の陰に隠れてしまわないよう、先輩のキャラをしっかり作っていきましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二人の関係性や心のぶつかり合いや肉体の絡まり合いなどを、しっかりと詰め込んでいけるかどうかがポイントになってくると思います。そして濡れ場ではないシーンでも、二人の触れ合いや視線の交わし合いなどで、読者をキュンッとさせたりドキドキさせたりするエピソードを心がけていきましょう。

(中略)想像するだけでワクワクしていきます。本文の執筆、ぜひ頑張って下さい!

受けの方を主人公にするのではなく、主人公(攻め)を受けにするのであれば、主人公にしたいと思っているキャラクターが主人公のまま、より商業向けの作品にできる……

たしかにと思いつつ、今作は攻め主人公でいきたい、と、私の中ではっきりと気持ちが固まっていました。

主人公が攻めだから落とされるとしても、自分の本当に書きたいものが書けなくなるくらいなら、書きたいものを書いて落とされる方がずっとマシだなと。
目指す出版社さんは決まっていますが、BL出版社さんは一つだけではないので、ダメだったら他の出版社さんに再チャレンジするつもりです。

物語を良くするためのブラッシュアップはどんどんしていきたいですが、たとえ茨の道だとしても、自分の中で「これが書きたい」とどうしても譲れないものがあります。

壁打ちの時から現実的なご意見を頂くだけでなく、その上での選択肢も示して頂いた天岸さんには超絶感謝です。

受け視点の章は一つ作るつもりだったので、そこに濡れ場を入れて、受けの心情もきっちり描写したいなと思いました。

今作ではキャラクターの個性をうりにしたいと考えているため、そこもきっちり表現していきたいですね。

今作は攻め主人公という時点で大きなマイナスを背負っているのかもしれませんが、攻め主人公の良さを最大限活かせるようにがんばっていきたいです。

そして、読者にキュンキュンしてもらえるような場面をいっぱい作りたい!と色々妄想を膨らませつつ、この作品を6月の冒頭1万字に提出するための準備を始めました。

②コンテスト用女性向け恋愛小説(プロット)を感想サービスに提出

この作品は、エブリスタの女性向け漫画原作コンテスト用に一年前ぐらいからぼんやりと考えていたものです。書こう書こうと思いつつ、ずっと書けていませんでしたが、せっかくコミュニティに入ったんだし!と重い腰を上げ、ようやくプロットの形にまとめました。

感想は、栞さんにお願いしました。
漫画原作や音声シナリオは、いつも栞さんに見て頂いてます。

春音さん、こんばんは!
長らくお待たせしてしまい申し訳ございません。
『今日から一年以内にベストパートナーを見つけるための方法〜諦めたくない元彼と欲張りな私と切り捨てられない男友達〜』プロット拝見いたしました☺️

エブリスタの女性向け漫画原作コンテストと言うと7月末締めの「大人の恋愛 週間女性マンガ原作大賞」ですね。
『週間女性』『週間女性PRIME』からの新しく出るレーベルでの掲載ということで、女性週刊誌に掲載されそうな内容かを意識して感想をお伝えしたいと思います。

まずストーリーとして心と体、女としてどちらに忠実であるべきか、二人の男の間で揺れ動くヒロインを描き、その煮えきらなさ、もどかしさが読者をやきもきさせ、魅力のある作品となりそうです💕
レーベルとの適合性はばっちりかと💯
あるあるな内容も春音さんの繊細でリアルな筆致で読者を共感させるものとなりそうだと思いました。
春音さんは音声作品も手がけておられるので、小説以外のジャンルも上手く媒体と合わせられそうだとも感じています。
その上でよりこのジャンルを好む読者のニーズにマッチさせ、コンテスト受賞を狙うとしたら、以下の点について一度考えてみてもいいかもしれません。

1・タイトル
タイトルをもう少し短くして目立たせた方がよいように思います。
ネット小説は読者に見つけていただくためにタイトルがあらすじの役割を持ち、長文になるものが多いですが、書籍の表紙や背表紙ではフォントが小さくなってしまい、内容以前に目立ちません。
雑誌の誌面中に漫画を入れるのであればネット小説のように読者に見つけていただく努力も不要になります。
むしろパッと見た瞬間に読者の目につくキャッチーな語句があった方がいいのではないかと。
「溺愛」「不倫」「略奪」「復讐」「溺れる」などなど。
長さ的には今55字なので、副題入れても長くて20字までと考えておけばいいのではないでしょうか。
(週刊女性の原稿連載作が20字未満(15~18字)でした)

タイトルの方向性としては、『今日から一年以内にベストパートナーを見つけるための方法』だと「一年以内」の印象が強く、結婚に焦って相手探しをしている女性が主人公に見えるかも🤔
むしろこの作品で一番語られるのは体の相性……すなわちセックスなので、そっちをもう少し匂わせた方が合うのではないかと思いました。
私だと『カレとカラダと私の婚活』とかにして、内容も元カレを気にしつつも体の相性で結婚相手を探そうとするヒロインものにしちゃうかもです(※私にタイトルセンスはないです)

2・読者層
女性週刊誌の読者をターゲットにするのなら、大人の女性向けと言っても20~30代よりももっと上の世代にもアピールしたいですよね。
それですとTL小説とは違い、もう少し昼ドラ寄りでもいいかもしれません。
また絵とわずかな文字で表現する漫画の原作だと、ストーリーの起伏は大きめ、画面構成が華やかになるようにしてみるのもありです。
例えば元彼カレを元旦那にし、別れた後で付き合っているときにはなかった執着を見せてくるとか(泥々でハラハラの場面が増える)。
恭介が美容やファッション関係で、平凡なヒロインを身も心も美しく変えていくとか(変身系は好まれるネタで絵面的に華やか)。
今の設定・ストーリーに問題があるというのではなく、ジャンルと媒体を考えたらこういうカスタマイズもありだよってことです。

3・結末
(中略)
だったので、その問題に決着付けた方が読者の満足度が上がるかと。

私が考察するに。

(中略)

プロットでは大まかな所だけ書かれたと思いますので、執筆の際にはあかねがどう変わり、どうして決意したのかをもう少し掘り下げられるとさらに良いと思いました。

以上、感想でした。
女性読者なら思わず食いつく題材を上手く選んでいると思いますし、漫画でも小説でもいけそう。
是非受賞目指して磨き上げていただければと思います。
何かしら参考になっていれば幸いです☺️🌸

しっくりくるタイトルがつけられなくて何度も何度も変更を重ねていたため、タイトルについてのご意見もください、とあらかじめお願いしておりました。

元のタイトルは漫画にしては長過ぎたし、作品の中身ともちょっとズレていたのかもと感じました。
婚活よりも、身体の相性とかセックスの方を強調した方が作品にも合っている気がしましたので、発表するまでには新タイトルを考えたいです。

ストーリーは一応恋愛といえば恋愛なんですが、キラキラ恋愛ものとはまた違いますし(ヒューマンドラマよりかも?)、性描写もいつもよりは控えめにする予定です。
元々今作ではキャラクターの悩みとか人間関係とかを重点的に描きたいと思っていましたので、もっとドロっとさせても良いのかもしれませんね。

ファッションの要素を入れるのも、良さそうです♡変身やメイクは私も好きなので、ぜひ取り入れてみたい。

結末については重大なネタバレになるため、ここでは伏せましたが、たしかにはっきりさせておかないとマズイな、と思う部分のご指摘を頂きました。

私の活動内容や作風も覚えてくださっていて、それに絡めたご感想頂けたのも嬉しかったです。

7月末は間に合わないので、秋か冬頃になると思いますが、この作品はエブリスタに投稿する予定です。

毎年秋頃にめちゃコミの女性向け漫画原作コンやっているため、たぶん今年もやるのかなと。エブリスタ2023コラボレーベル見た感じだと、めちゃコミじゃなくても何らかの女性向け漫画原作コンはやりそうなので、タイミングが合いそうなコンテストに応募します。

せっかく素敵なご感想を頂けたから、ちゃんと仕上げられるようにがんばります。

6月まとめ

6月最後の月。
コミュニティの編集さんたちは相変わらず忙しそうでしたが、新人さんの教育にも力を入れているみたいで、今期は新しくアドバイザーさん2名が加入されました。
編集さんではなく、アドバイザーさんという立ち位置みたいですね。

私はアドバイザーさんたちにフィードバックを頂く機会はなかったのですが、公開で依頼されている方の感想を見たところ、どちらのアドバイザーさんのフィードバックもすごい!

他の3人の編集さんもですが、伝え方が上手いんですよね。編集さんには分析力とか読む力とかも必要かもしれませんが、言葉選びがまずいとちょっとなぁとも思うので。

もし来期以降とかに機会があれば、私もぜひ新人アドバイザーさんにフィードバックを頂きたいなと思いました。

色々水面下で動かれているみたいなので、BBの今後の発展に期待ですね!

そして、6月は豪華イベントもありました。
講師の方を招いて、創作のセミナーイベントです。
8期メンバーは無料で聞けましたが、外部の人は有料だったみたいです。コミュメンバーお得ですね!

あんまり難しい内容だったら理解できないかもしれない……と心配しつつも、講義の中身はめちゃくちゃ実践的で、すぐに使えるものでした。
前半は講師の方のお勉強会、後半は前半の理論を元にしたオタペン社長の企画例。後半が前半の補完になっていて、すごく分かりやすい構成でした。

絶対にこうしなければいけないというわけではなく、自分のやり方の方が良いという人はそれはそれで良いし、慣れてきたら自分流にアレンジするのもアリ、ということでした。

使う使わないは別として、知っておいて損はないと思います。私も今度企画を考える時に使わせて頂こうかなと思いました。

初心者の人は特に良い講義だったと思いますし、何年も書いているけどずっと我流で来た、という人にもオススメだと思います。もしくは、創作の勉強が好きな人も。

このイベントが聞けただけでも、6月は満足度がすごく高いです。
さらにはそれ以外にも、BL座談会などもあって楽しかったです。やっぱりBLはいいな♡

自分の創作はというと、こんな感じでした。

◯6月の進捗報告◯
①電子用GL小説(冒頭1万字)を感想サービスに提出
②公募用BL小説(冒頭1万字)を感想サービスに提出
③新作企画相談の壁打ち
④男性向け漫画シナリオ完成
⑤音声作品の編集(3トラック目まで完了)

5月よりは少し仕事量が落ち着いていたこともあり、がんばれました。5月よりは。

①電子用GL小説(冒頭1万字)を感想サービスに提出
この作品は、7期でオタクペンギン社長に壁打ちして頂いたGL小説です。

こちらは指名なしで出して、ヒダマルさんに見て頂きました。

※未発表作のため、ネタバレに繋がりそうな感想部分は一部伏せさせて頂いております。

拝読しましたので、感想をお伝えします。
世界観やキャラ設定は分かりやすく伝達できていると思います。着替えの描写で身体特性の伝達、キャラ二人の差に言及と、情報開示が綺麗です。まず困った状況に置き、具体的な困りごとを描くことができています。

5枚目の最後から発情期に入りますが、これがちょっと唐突な感じがします。

(中略)はちゃんと描けており、それぞれ独立して機能してはいます。ただ、それまでの話題とは別の題材をくっつけている形なので、意識の流れ・話題の流れを整えたほうが自然になります。

(中略)

現状で必ずしもそうした工夫をしなくても大丈夫だとは思うものの、おそらく全体的に、
(中略)
のR18要素を如何にうまくくっつけるかは本作の課題になってきそうです。(中略)だから描ける話と絡められれば、全体の完成度が上がっていくと思います。

ヒダマルさんの指摘が的確すぎて、ひぇっとなりました(良い意味で)

オタペン社長に壁打ちして頂いた時も、ストーリーとR18についてはご指摘頂いてました。
実際に本文を書き出してみたら、「これにR18入れるの、想像以上に難しいぞ?」となりました。

自分でも難しい難しいと思って書いていたのをバッチリ見抜かれてしまったので、編集さんって本当にすごいですね……!

ストーリーの内容について感想で触れて頂いていたので、ここでは一部伏せましたが、「ストーリー部分とR18を上手くくっつけるのが本作の課題(意訳)」というようなことをお伝え頂きました。

たしかにその通りなんですね。
実際に見て頂いた1万字までの部分に限った話ではなく、ご指摘頂いた内容は作品全体の課題になってくるのだと思います。

私はキャラ設定を活かした話を作るのが苦手で、7期の壁打ちでヒダマルさんに「設定を活かした話作り」について相談させて頂きました。

設定を活かしたエピソードを後からねじ込むのではなく、そもそもストーリーを考える段階でキャラ設定が活きるようにしないといけないと分かったので、以降はそれを心がけていました。

今作については、ストーリー部分については設定を活かせていたかもしれませんが、R18部分にそれが上手く馴染んでいなかったため、該当のシーンが浮いてしまっていたのかなと思います。

ストーリーとR18部分の融和のさせ方は、これからの私の要課題ですね。

一気に10レベルアップするのは難しいですが、1レベルずつでも上げていって、より完成度の高い作品を描けるような作者を目指したいです。

今作はなーろっぱともまた違う異世界ファンタジーで、普段現代ものを中心に書いている身としては、初見の読者さんにも世界観が伝わるように書けているかがちょっと心配でした。が、そこについては上手く出来ていたようで、安心しました!

ストーリーとR18単独では問題がないと分かったため、あとはそれらが上手くなじむように流れを整えて、今作の完成度を高めていきたいです。

②公募用BL小説(冒頭1万字)を感想サービスに提出
今期の感想提出の〆切日は、6/20でした。

6/19時点であと一作分が提出できていなかったので、もう諦めて何かプロットでも提出しようかとも思いましたが、やっぱり見て頂きたい作品があったので、がんばって冒頭1万字辺りまで執筆しました。

提出した作品は、4月に天岸さんに壁打ち、5月にプロット感想を頂いたBL小説です。
今回も天岸さん指名でお願いしました。

こちらの感想はまだ返ってきていませんが、そのうち返ってくると思いますので、とても楽しみです。

③新作企画相談の壁打ち
感想サービスに二作提出したところで、コミュニティも残すところ10日。かなりギリギリの申し込みでしたが、8月頃から開始予定の新作準備のため、栞さんに壁打ちをお願いしました。

今回準備した企画書は、TL。
今のところ、電子書籍化を目指しています。

今作は、「こういうヒロインちゃんを幸せにしてあげたい!」という想いから生まれました。
そこからスタートしていますので、ヒロインのキャラがかなり濃ゆいです。

過激な性描写のない男女恋愛がNL、過激な性描写のある男女恋愛がTL、男同士の恋愛がBL、女同士の恋愛がGL。
この区分からいくと、今作はTLということになります。

ただTLでは、キャラ薄めの処女もしくは経験少なめのヒロインが身分の高いヒーローに愛されて……というのが多いイメージがあります。
今作は、明らかにその型から大きく外れています。

自分でもそれは分かっていましたが、私は個性濃いめのヒロインが好きなので、そういう子が幸せになれるお話を書いていきたいなと思っています。

壁打ちが始まってから、TLを好むメイン読者層の好みからは、今作はズレているとお伝え頂きました。今のTLの主流からは外れているので、今作みたいなものをTLです!と全面的に押し出しちゃうと、思っていたのと違うとなるかも……と。

ただ、それはそれとして、今作はTL読者とは別のところで需要がありそう、とのお言葉も頂きました。
今作のヒロインの属性はTL読者層にはあまり馴染みがないものだけど、もっと若い世代からは好かれそう。こういうのを読みたいと思う人もきっといるから、潜在ニーズはありそうだし、面白そうですね、と言って頂けました。

完全に私の趣味に走った作品ですが、お褒めのお言葉も頂けて嬉しかったです。

作品の内容はなんとなく書きたいものはイメージできていたものの、ヒロインが強烈なので、どういうヒーローであればこの子を幸せにできるのか、が全く見えてきませんでした。

そのため、今回の壁打ちでは、ヒーローのキャラクターについて主に相談したい、とお伝えしました。

一応自分で3パターンぐらい準備しておいて、どれが一番良さそうか聞いてみました。
栞さんのお答えとしては、4を選ぶと。

それというのも……

このヒロインが本当に求めているものは恋愛相手ではなく、別のもの。それに気づかせてくれるヒーローじゃないと、上手くいかないかも。

優月
優月
な、なるほど。そういうことか……!
必要なのはヒロインをヨシヨシして溺愛してくれる男じゃなくて、ヒロインに過ちを気づかせてくれるような男だったんですね。

ヒロインが本当に求めているものを私が履き違えていたので、どのヒーローもなんとなくしっくりきてなかったんだなぁと気がつきました。

優月
優月
栞さんのキャラクター考察と分析力が素晴らしい!
そこから色々お話しして、こういうヒーローが合うんじゃないかと提案して頂いて、うわー!めちゃくちゃ良い♡と萌えました。

が、最初に私が考えてきた3パターンでもアレンジはできるとお話ししているうちに、そっちもいいなとなり、結局3パターンのうちの一人をアレンジしたヒーローでいくことにしました。

壁打ちの後に早速プロットも作ってみたんですが、(私的に)めちゃくちゃ面白くなりそうなので、今から執筆するのが楽しみです。

いつものことながら、ジャンルの流行りやお約束をガン無視して我が道を突っ走ってますが、同じ趣味の方になるべくたくさんお届けできるようにがんばっていきたいと思います。

栞さんには温かいお言葉をたくさん頂き、キャラクターの掘り下げも深くまでしてくださって、感動しました。

自分が書きたいものを否定されないこと。
人を選ぶ話ばかり書いている身としては、これが本当にありがたいです。

直した方が良い部分もしっかりお伝えくださりますが、良いところは褒めてくださるので、嬉しいですね。書きたい気持ちがマシマシになります。

今期の壁打ちは2回とも、ジャンルのお約束からは外れてしまっている新作企画の相談に乗って頂きました。

私の中の不安な気持ちを聞いて頂いたり、作品の内容についても深めて頂いたりして、背中を押して頂いたような気持ちになりました。

紙書籍を目指すならあまりに尖ったものは難しいかもしれませんが、商業でも電子なら、尖ったものでも受け入れて頂ける確率が多少なりともあるかもしれません。

商業電子でも無理なら、自分で電子書籍を個人配信したり、同人でDL-siteなどで販売する方法もあります。上手くやれば、商業よりも個人の方が実入りが多い可能性もあります。

方法は色々ありますので、一般受けしないニッチなものでも諦めずに世に出していきたい!と改めて思いました。

④男性向け漫画シナリオ完成
6月2作目の冒頭1万字を出した時点で、20日。コミュニティ終了まで、あと10日。

それまでに中編2作完結……いや、これ、無理では? と思いながらも、もともと書く予定だった小説を書き始めました。

しかし、あと5日を過ぎたところで、今期中に中編小説完成は無理だと悟り、シナリオの方にシフト。

色々と途中までは作業を進めたとはいえ、さすがに自分の作品を一作も完結させられないのは悲しい。せめて一作でも何か完結させたいと思い、4月に栞さんから感想頂いたシナリオの改稿を始めました。

頂いたアドバイスを元に、セリフの文字数をチェックして、改変。
後半部分の改稿。
いらなさそうなセリフのカット。
誤字脱字の修正。

全て終えて、個人的には満足のいくものに仕上がったため、完成としました。

あとは、依頼料を貯めて、絵にしてくれる漫画家さん探しですね。
漫画となると依頼料もけっこうかかると思いますし、漫画家さんを探すのも大変そうですが、BBコミュニティで見て頂いた作品をいつかカタチにするため、頑張ってお金を貯めようと思います。

そのためには、BBコミュニティで見て頂いた作品を同人音声やイラストノベルにしたり、電子書籍にしたりして少しでもお金を稼いで、また壁打ちとか感想サービスで新作を作って、いっぱい売っていきたい……!

優月
優月
がんばるぞ……!

良い結果が報告できるよう、同人も商業も全力でがんばっていきたいと思います。

⑤音声作品の編集(3トラック目まで完了)
依頼していた音声が2月末に届いたので、3月に編集方法を調べて、4月から本格的に音声編集を始めてます。
初めての音声編集ということもあり、時間がかかりまくってますが、なんとか5トラック中の3トラック目まで編集完了しました。

優月
優月
膨大な時間を費やしてしまいました……

今思うと、音声編集をやっていたから、小説が思ったより書けなかったのかもしれません。
今後は、音声編集と小説執筆のバランスをもう少し考えなくてはいけませんね。

というか、私は色々なことに手を伸ばし過ぎな気がしました。

・仕事でも文章書く(作家というよりも、ライターに近い)
・商業の電子書籍も定期的に書いてる
・同人音声作品やイラストノベルも企画立ち上げから執筆までやってる
・公募用やコンテスト用の小説も書く

優月
優月
うーん……
本当は絞った方が良いのかもしれませんが、全部やりたいんです。

手を広げ過ぎて何一つ達成できてないってことにならないよう、仕事の納期を優先しつつ、他のものも一作一作心を込めて丁寧に作っていけたらなと思ってます。

話を戻して。
これは、私が企画からシナリオまで制作した初めての音声作品となります。イラストと音声とデザインは自分ではできないため、イラストレイターさんと声優さんとデザイナーさんに依頼しました。

2作目の音声作品の音声収録も、すでに依頼済み。そちらは9月か10月に届くということで、それまでに1作目の編集を完了したいと思ってます。

今後の時間配分については要課題ですが、今期は小説やシナリオ以外の創作活動もしておりました。

3ヶ月あっという間だったな、と思います。
7期よりも早かった。達成できなかった目標もありますが、感想サービスや壁打ちは相変わらず最高でしたし、実り多い3ヶ月だったんじゃないかなと思います。

コミュのイベントの方も充実していて、楽しかったです。

そして、いよいよ迎えたコミュ最後の日。6/30には解散会がありました。

最初はオタペン社長がお話しされていて、編集のヒダマルさんや栞さん、アドバイザーの凪良さん、コミュの新人参加者さんもお話しされていて、ワイワイと楽しかったです。
イベントはいつも耳だけ参加の私も、めずらしく書き込みしてました(といっても、絵文字を押してただけですがw)

新人さんたちの想いや感想が聞けたのも新鮮でしたし、編集さんたちのお話もめちゃ良かったです。やっぱりBBコミュって、素敵。

みんなのお話に共感しつつ、今日で本当にコミュが終わっちゃうんだと寂しさを噛み締めていました。

3ヶ月間の感想

コミュが終わって、もうディスコードの書き込みも集中部屋も使えないんだと思うと、一気に虚無になりました(笑)

優月
優月
このコミュロス期間をどうやって乗り越えればいいの……
ハルちゃん
ハルちゃん
いつまでも虚無ってないで、3ヶ月を振り返ろうよ!
優月
優月
そ、そうだね!
【8期の創作目標】
①感想枠を全部使い切る
②中編を一作完結させる
③公募用中編を一作完結させる

結果として①は達成できましたが、②と③で仕上げる予定だった中編二作は途中で力つきました。

何をやっていたかというと……

3ヶ月間で達成したこと
・BL小説を入稿
・同人用TSF小説を冒頭1万字まで執筆
・公募用BL小説プロット作成、冒頭1万字まで執筆
・コンテスト用女性向け恋愛小説のプロット作成
・電子用GL小説を冒頭1万字まで執筆
・音声作品の編集(3トラック目まで完了)
・男性向け漫画シナリオ完成
・壁打ち×2

こうやって書き出すと、意外とたくさんのことをやれているようで、実はシナリオ一本しか完成できていませんからねw

自分の時間配分が下手なせいで目標を達成できなかったのは残念ですが、ただ今回もコミュニティ自体はすっごく楽しかったです。

今回はセミナーもあって、前回よりもさらに楽しめました。運営のみなさまも、8期参加者のみなさまも、3ヶ月間ありがとうございました!

ちなみにBBコミュニティは9期も開催予定とのことで、私も早速申し込みましたよ。感想付きのスタンダードプランで。

コミュニティに参加する理由は創作において勉強になることが多いからというのもありますが、私の場合はやっぱりBBが好きだからというのも大きいんじゃないかなと思います。

BBの温かい雰囲気が好きです。

編集さんもみんな好き。ちなみに前期含めたら私は壁打ちで編集さん全員とお話ししましたが、直接お話して皆さんのお人柄の良さが伝わってきました。
公募目指してがんばります!商業でバリバリ活躍したい!って時にももちろん身になるアドバイスをしてくださると思いますが、趣味の作品とか人を選ぶ内容の作品でも本当に親身になってくださるので、悩んでいる方は壁打ちとか個別編集とかで相談してみるといいんじゃないかと思います。

参加者さんはお金を払ってまで参加するということで、創作に対する熱意が高い方が多いです。素敵。
BBコミュニティがきっかけで仲良くなった方、お話するようになった方も何人かいらっしゃって、これもすごく財産だなと思ってます。特に私みたいなコミュ障ぼっち作家には、本当にありがたい……!心強い。

いくらためになるといっても、コミュ自体の雰囲気が苦手だったら、次回参加のハードルがぐんと上がりますからね。

交流は強制でも必須でもないので、ただ眺めてるだけでもいいし、交流したくなったらしたらいい、っていう自由度の高いところも良いですね。

楽しくワイワイやりたい人は、たくさん交流したらいいですし。
ゴリゴリやりたい人は、感想フル活用かつ壁打ちや個別編集も付けて、なんて使い方もできます。

その人のスタイルに合わせて、各自のペースでがんばれるコミュニティです。

9期に向けて

優月
優月
目標は達成できなかったけど、楽しかったし、がんばれたので良かった良かった
ハルちゃん
ハルちゃん
良かった良かった……、じゃ、終われないよね?
優月
優月
うっ……、だ、だよね
やり残したままじゃ終われない!というわけで、ちゃんとやり残しを終えるまでは、私の8期は終わりません。

【7月の目標】
・中編を二作完結させる
・8月の感想サービスに提出する作品の準備

以上を、9期が始まるまでの自分への宿題とします。

7月で8期のやり残しを終わらせ、9期は全力で頑張りたい!

【9期の目標】
①感想枠を全部使い切る
②公募用中編一作を仕上げ、応募する
③音声作品一作を編集完了、販売
(④公募用中編一作もしくはコンテスト用長編の初稿を上げる)

④はまだ仮目標ですが、7月の進み具合を見て、何かしら4つ目の目標は立てる予定です。

8期で申し込もうと思って申し込めなかった個別編集も、9期こそは申し込みたいなと意気込んでいます。

9期を最大限がんばるためにも、まずは8期の宿題を7月で完了できるようにがんばります!

私が8期の宿題と9期の目標を無事に達成できたのかどうかは、また9期の活動レポートで……

まとめ

レポートというより私の不甲斐なさを全力で晒しただけのような気もしますが、少しでも参考になれば幸いです。

人によって合う合わないはあると思いますが、公式サイトとか参加者さんの活動レポートを読んでBBコミュ気になるなーって方は、まずはライトプランとかで入ってみるのもアリなんじゃないかなと思います。

ハルちゃん
ハルちゃん
有料オプションの壁打ちや個別編集は、ライトプランでも申し込めるからね
個人的には、とてもオススメできる場所です!
優月
優月
優月は9期もいますので、9期参加される方は、ぜひよろしくお願いします

創作活動, 創作について

Posted by 春音優月