BB小説家コミュニティ第7期に参加してみた【活動レポート】
こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月（はるねゆづき）と申します。
12月〜2月までの3ヶ月間開催されていたBB小説家コミュニティ第7期に参加していました。
参加してみた感想は？
BB小説家コミュニティのことがもっと知りたい！
コミュニティ参加者の生の声が知りたい。
という方、ぜひ見ていってくださいませ。
BB小説家コミュニティに参加することになった経緯
そもそもBB小説家って？
BB小説家コミュニティは、主に電子書籍を販売するBookBaseさんが運営するコミュニティです。
ここでもざっくりと説明を書きますが、詳しくは代表のオタクペンギン社長もしくは公式アカウントのツイートを見て頂いた方が分かりやすいかと思います。
※以下は、あくまで私が参加していた第七期の内容です。各期ごとにルールやサービス内容は変わるようなので、参考までに。
BB小説家コミュニティは、短期集中型で、開催から三ヶ月後に解散となります。
小説講座や教室のような授業や課題はありません。
「何かを教える」のではなく、モチベーションを上げて、目標を達成出来るように各自でがんばる、というスタンスです。
どんな目標を設定するのかは、自由です。
三ヶ月で長編を完結させる、でも良いと思いますし、短編をたくさん書く、でも何でも良いと思います。
基本自由で、授業や課題はありません。
ですが、コミュニティには編集さんが何名か在籍されていて、自作品へのフィードバックを頂くこともできます（感想付きプランのみ）
この感想サービスは、BB小説家コミュニティの目玉ですね。
７期には、４名の編集さんがいらっしゃいました。
みなさん得意ジャンルが違っていて、幅広く対応して頂けます。児童文学から、ゴリゴリのR18まで。ヒューマンドラマでも女性向け恋愛でもBLでも男性向けでもOK（一次創作のみ）
プロット→冒頭１万字→１０万字と見て頂くのがクオリティも上がって、オススメだそうです。
ただこれも強制ではないので、プロット×６とかでも大丈夫です。全部出さなくても、もちろんOK。
新作を書くためではなくても、過去作の改稿のためでも、ただ感想がほしいからでも良いと思います。
自由度が高いところも、BBの良いところですね。
七期のサービス内容は、大体こんな感じでした。
【全プラン】
・Discordでの交流
・編集さんの小説コラムや編集相談会、交流会
・参加者さん主催の自主イベントや参加者コラム
（全て自由。強制ではない）
【感想付きプラン】
・上記に加え、編集さんからの感想がもらえる
・１期に１回（１０万字まで）
感想枠をフル利用すると、7回感想がもらえる、ということになります。
※感想についてはルールもあるので、社長（もしくは公式）のツイートをじっくり見ておくことをオススメします
【有料オプション（全プラン申込可）】
・壁打ち（新作や創作の悩みの相談）
・個別編集（感想よりもさらに深いフィードバックが頂ける）
大体こんな感じですね。
すぐに定員が埋まってしまったみたいですが、社長と二人三脚で一から作品を作り上げるハードプランなるものもあったみたいです。
BB小説家コミュニティとの出会い
BB小説家コミュニティに参加することにした理由
そんな私がBB小説家コミュニティ第７期に参加することにした理由。
※どうしても創作に関する悩みやドロッとしたことも書かないと「参加することにした本当の理由」をお伝え出来ないため、書くことにしますね。
私みたいに一人で悩んでいる作家さんの背中を押せればと思い、恥を忍んで書きますが、そういう悩みを見たくない方は、ここは読み飛ばすことをオススメします
遅ればせながら、春音優月《はるねゆづき》と申します。
一次創作の小説を書いてます。
小説執筆歴は１０年ですが、その間出産や子育てなどでほとんど書けなかった時期もあったため、実質稼働期間は７年ぐらいです。
ジャンルは、最近はR18（BL/TL/GL/TSF）を中心に書いておりますが、全年齢も書きます。自作へのこだわりは強いものの、かなりの雑食です。音声シナリオも書き始めました。
商業電子アンソロデビューは、2014年。
商業電子単著デビューは、2022年。
受賞歴も何度かあります。
紙書籍と漫画原作の経験は、ありません。
投稿サイトに作品を投稿した時は読まれたり読まれなかったりですが、読まれないことの方が多いです（悲）
春音優月とは別名義ですが、某クラウドソーシングサイトにて、ライターのようなことも副業でやってます。二箇所合わせてですが、一応実績は300件こえています。
副業というか、今はそちらが本業ですね。
作家業の方は、あまり稼げていないので。
商業紙書籍化の経験がある＝プロの定義であれば、プロではありません。
商業電子の経験がある、もしくはお金を頂いて文章を書いている＝プロの定義であれば、プロということになります。
人によってプロの定義がまちまちなので、いつも自己紹介の時に困るんですよね。
作家やライターとしての実績もないこともないけど、ただあるとも言えないような、なんか中途半端な状態。
現在は定期的に電子書籍を配信して頂ける出版社さまともご縁を頂けていて、そこでは私の好きなお話を書くことが出来ています。
それとは別に、別名義にて、文章を書くお仕事も頂けています。
今のままでも十分では？
これ以上何を望むの？
無謀ながら、一生に一度でいいから紙書籍化したい、漫画原作者になりたい、という夢もあります。
私は、流行りや人気のものや求められているものよりも、自分の好きなものを書きたいタイプの作家です。
そのため、私の二つの夢を叶えることは中々難しいのかな、とは自分でも思ってます。
むしろ、好きなものしか書けないのに、何度か受賞させて頂き、商業電子配信を定期的にさせて頂いてる現状が恵まれ過ぎているぐらいです。これ以上は、望みすぎです。
それでも、もっと自分の可能性を試してみたいという気持ちが捨てきれていません。
そんな折、挑戦してみたい「随時原稿募集中」の某出版社さんを二つ見つけました。BLとTLです。
webのコンテストではなく、手元で原稿を書き上げて、送れるところです。随時募集中なので、〆切もありません。
〆切がないため、お仕事や電子書籍用の原稿を書きながらでもマイペースに進めていけそうだと思い、応募することを決めました。
それが、昨年の夏のことです。
書きたいものはすでにあったので、それぞれプロットを作りました。
そのまま書いても良かったのですが、本気でいきたかったので、某有料サービスにて原稿を書く前にプロットを見て頂くことに。
それぞれ別の方に依頼しました。
一つは、「とても良く出来ている。正直これならすんなり通ると思う」と大絶賛して頂きました。
この作品は私にしてはめずらしく一般ウケが狙えそうなので、不採用になっても、どこか他の出版社さんに再チャレンジしてみようかなと思ってます。
そして、もう一つの方の感想。
プロット＋冒頭3000字を見て頂きました。
・何を楽しみに読めばいいのか分からない
・二次創作だったら喜ばれる話かもしれないけど、一次創作としては書く意味がない
・キャラクター設定に頼りすぎている
・ストーリーに起伏がつけられていない
・ここが出来ていない、これもダメ
・ほめは一切ナシ
と、ボロボロでした
「何を楽しみに読めばいいのか分からない」「書く意味がない」とまで言われてしまうと、なけなしの自信も自尊心もぺしゃんこになってしまいました。
人によって好みや感性が違いますので、万人に受ける作品はありません。
ただでさえ私はニッチな作品を書いてますし、合わない人がいるのは仕方ないことです。
悪いレビューや感想を書かれるのは嬉しくはないですが、それも仕方のないこと。
悪い感想は「まあ、そう思う人もいるんだな」と流せます。
私がぺしゃんこになったのは、その方のご指摘が正しいと思ったからです。自分の出来ていないことが浮き彫りになったからです。
細かいダメ出しに加え、「面白くない」「何を楽しみに読めばいいのか分からない」「書く意味がない」とのお言葉だったので、「私の作品がダメなものだという評価」「書く意味がない作品であること」が信ぴょう性のあるものに感じました。
改善点は、はっきり教えて頂きたいんです。
足りない部分が知りたいからこそ、わざわざお金を払って依頼したわけなので、無理にほめてもらおうとも思ってません。
ですが、自分が愛情を込めて作った大切な作品を全否定されるのは、やっぱり悲しいです。
お金を出して損した、とは全く思ってません。
料金分のお仕事はして頂けた、と考えております。
ただ私とは相性が合わなかった、というだけのことだと思ってます。
ちょうど私が自分の構成力や創作のあり方に悩んでいた時期だったので、タイミングが悪かったのかもしれません。時期が違えば、受け取り方も違ったのかも。
実際にその方の着眼点は間違っていないと思いますし、その方のおかげでプロットを磨きあげることが出来ました。感謝もしています。
ですが、想像以上に落ち込んでしまい、結果として筆が遅くなったことは一つの事実としてあります。
私はショックを受けつつも、「こういうことかな？」と自分なりに考えて、プロットを修正しました。すると、これなら十分戦えるのでは？と思うものが出来上がりました。
ただ全否定された後なので、本当にそうなのか？という不安もありました。
もう一度その方に見てもらうのは元より、他の方に依頼する気にもなれませんでした。
それ以外にも、ちょっとここには詳細を書けないんですが、創作関係でショックなことがありました。
同じ時期に色々なことが重なって、私は完全に自信もモチベーションも失ってしまいます。
そして、褒めて頂いたBL原稿の方も書くことが出来なくなりました。
気分を切り替えて、web小説を書こう！と思い立ち、二作連載を始めました。
ですが、二作ともエタってしまいます。
それで次に、ずっとやりたかった一次創作同人サークルの立ち上げ準備をして、音声シナリオの執筆を始めました。
しかし、こちらも完成間近で筆が止まってしまいます。
ちょうどその頃、私は某会社さんで、とある企画への挑戦をしていました。これは詳しく書いていいのか分からないので、ぼかして書きますね。
某会社さんで、企画は通ったんです。
ですが、担当者がつかず、結局その企画は流れてしまいました。そのあと何度か新企画も送りましたが、全部不採用。
それは仕方ないんですが、そこは型が決まっています。既存の型に合わせて、多少オリジナリティを加えるという感じですね。
人の真似をして、自分の表現したいことも書けず……
それで企画が通ったとして、本当に嬉しいのかな……？
昨年の夏〜冬まで、こんな感じの状況でした。
お仕事と電子書籍の原稿は書いていたので、全く何もしていなかったわけではありません。
ですが、なんだか中途半端になってしまっているように自分では感じていました。
プロットはすでに準備してあるから、あとは書くだけだというのに。
辛い暗黒期が続き、ようやく転機がやってきます。
それは１１月、BB小説家コミュニティ７期の募集が始まった頃でした。
どなたかのツイートで、編集さんからの作品への生感想を拝見することが出来ました。
何人かの編集さんの感想をお見かけしたのですが、どれも作品としっかり向き合い、良いところは褒めてくれて、それでいて改善点はしっかり伝えてくださるというもの。
編集さんそれぞれに切り口や視点は違えど、誰も作品を全否定はしていません。
いいなぁ……
優月もこんな感想がほしいなぁ……
その日から、BBコミュニティのことが気になり始めます。
検索をかけ、コミュに関する感想が書かれたツイートやブログをたくさん読みました。
みなさんのブログを読んでいるうちに、参加してみたい気持ちがどんどん強くなっていきます。ここに入ったら、もう一度がんばれるかも？という思いも。
２０２３年中には、随時原稿募集中の某出版社さん二社に原稿を送ろう、という目標を達成したいです。
ですが、当時１文字も書けていなかったため、このままでは達成出来ません。
目標を達成するため、そして暗黒期を脱するためにも、私は参加することを決めました。
迷う気持ちは、そこまでありませんでした。
理由としては、以下の二点が大きいです。
①三ヶ月以内で終わる短期集中型
②三ヶ月で二万円以内というお手頃なお値段
自分に合わなかったとしても、どのみち三ヶ月で強制終了だし、そんなに高いものでもありません。
合わなかったとしても、何かしら得られるものはあるだろうと考えました。
三ヶ月間の私の目標は、二つ。
①感想枠を全部使い切る
②長編を一作完結させる
二つの目標を掲げ、私は申し込みをしました。
実際に参加してみて
申し込みをして数日後、オタクペンギン社長からTwitterのDMに案内が届きました。
案内にそって入金して、コミュニティ開催まで待機。
１１月末になって再度案内が届き、コミュニティで使用するためのSlackとDiscordをダウンロードします。
感想とお知らせはSlack、交流はDiscordです。初めてで使い方も分からないアプリでしたが、そのうち慣れてくるので大丈夫です。
そして、Discordに自己紹介を投稿して、１２月になるまで再び待機。
ざっくりまとめ
コミュニティは、基本自由です。
何かを強制されることもないし、どんなペースで何をやるかも人それぞれ違います。
そんな感じで自由なコミュニティなんですが、ルールはあります。
①参加者同士の読み合い禁止
②コミュニティ内で得た情報の流出禁止（コミュ自体の感想、編集さんから頂いた自作への感想の拡散はOK）
③誹謗中傷、批判禁止（あまりにもネガティブな愚痴も控えた方が良さそう。創作にまつわる悩み相談等はOK）
もめごとが起こらないようなルールを定めているせいか、治安も良いです。
何かが起こる前に不穏な兆しを察知したら、運営さんが先手を打って注意喚起をしてくださるので、大きな揉め事もなかったのだと思います。とても快適でしたね。
治安が心配な方も、安心して参加出来るかと思います。
肝心の創作の方はというと、勉強になることが多く、参加してプラスになったと思います。
詳しくは各月ごとの感想に書きますが、無事に暗黒期を抜けることが出来ました。
編集さんが数日おきに更新される小説コラム、とても勉強になります。全部コピペして、保存させて頂きました。
編集相談会では、個人的な創作に関する悩みなどを相談出来ます。相談会では作品を見て頂くわけではないので、込み入った相談は難しいにしろ、何かちょっとしたことで詰まっている方は相談されると良いかと思います。
私も何度か質問して、大変参考になるアドバイスを頂きました。
コミュニティには、色々な参加者さんがいます。
すでに書籍化経験のある方、これから書き始める方。
コンテストの傾向を分析して、狙ったものを書いている方。とことん好きなものを突き詰めて、それを書かれている方。
私と同じようにニッチでも好きなものを書きたいという方もいっぱいいらっしゃって、なんだか励まされました。
紙書籍化とか、コミカライズとか、ランキング何位とか、そういう華々しい活躍ばかりがクローズアップされてしまっているように感じます。
そのため、コンテストや人気を取るために書くことが当たり前で、好きなものをとことん突き詰めて書きたいと思っている自分が異端者に思える時が時々ありました。
でも、そうじゃないんだなと思いました。
色々な人がいていいんだ。
別に誰かに迷惑かけているんじゃないんだから、ニッチだって悪くない。
書きたいものを書いていいんだ。
そんな当たり前のことに気づかされました。
ただ、これまでの私は「同志の方に広めて、なるべくたくさん読んで頂く」工夫が足りていなかったことも分かったため、これからは気をつけていきたいなと思いました。
「書きたいものを、少しでも読まれるように書く」これをしていきたいです。
今までは変に意地を張っていた部分もあったかもしれないとも思ったので、これからはもう少し読まれやすくするための工夫、結果を出しやすくするための努力をしていきたいですね。
勉強になることが多く、自分が本当に目指したい方向性もはっきりして、実りの多い三ヶ月間でした。
それでは、ここからは各月ごとの感想です。
１２月まとめ
DiscordもSlackの使い方もよく分からずに参加した１２月。
月初めから説明会と初心者交流会がありました。
基本は社長がお話されていて、チャットで参加者のみなさんが色々書き込みつつ、時々音声に入られている方もいました。
私はというと、書き込もうとしたら次の話題にうつっていることが多く、中々チャットの早さについていけなかったので、いさぎよく書き込みは諦めて聞き専していました。
ここで、コミュニティの説明や初参加の方の自己紹介などがありました。
話せる人は話して、チャットで書き込んで、という感じなので、何も言わずに聞いているだけでも大丈夫です。私はもちろん無言です（笑）
公式のイベントや相談会は以降も定期的にありましたが、参加は自由です。
私は、ほとんど参加してました。聞いているだけで楽しいし、勉強になることも多く、作業しながら聞くのにちょうど良いので。
そういった音声イベントがある他に、Discordでは２４時間チャットでの交流が可能です。
BL部屋、ライトノベル部屋など色々なお部屋があり、好きなところに書き込むことが出来ます。
書き込みもかなり多く楽しいんですが、ずっと見ていると肝心の創作が出来ない……なんてことにもなってしまいますので、そこは注意が必要かなと思います。
でも、Discordは本当に楽しかったです。
参加者さんはもちろん編集さんも書き込まれることもあるので、編集さんの人となりもなんとなく知ることが出来ます。
執筆おしゃべり部屋、集中部屋と書くためのお部屋もあります。もちろん必ず入らなければいけないわけではないんですが、他の人のアイコンが見えると励まされますし、「ちゃんとやらなきゃ」という気分にもなるので、私は仕事や創作をする時には集中部屋に入ることも多かったですね。
その他の交流部屋にも時々書き込んでましたが、３人以上いると話せなくなるという持病のコミュ障を発揮してしまうので、ほとんどは集中部屋に引きこもっていました。
そんな感じの交流下手な引きこもりですが、集中部屋でよくご一緒になる方や、コミュニティで何度かお見かけした方からフォローして頂けて、Twitterでも繋がることが出来ました。
小説コラムや相談会など創作について勉強になったのも助かりましたが、創作仲間さんが増えたことも、コミュに参加して良かったことの一つだと思っています。
書くジャンルや目的は違えど、みなさん真剣に創作に打ち込まれている方ばかりなので、そういった方々と繋がれて嬉しいです。
◇１２月進捗報告◇
①電子書籍（百合）配信
②感想サービスにプロット×２を提出
③完成間近だったBL小説を入稿
④音声シナリオ完成、声優さんに依頼
⑤壁打ち初体験
①電子書籍（百合）配信
ちょうどコミュニティが始まった１２月、暗黒期に書いていた原稿が電子書籍として配信されました。初めての百合ものです。
まだこの作品の印税も報告書も頂いていないので、実売数は分かりませんが、体感ではかなり売れていそうです（※私にしては）
Amazonのランキングを見ていても、今までで一番好調です。Twitterでも知らない方が自作への好意的な感想を呟いているのも何度かお見かけして、やったー！となりました。
コミュニティが始まる時期にこういった嬉しいことがあったので、かなりタイミング良く執筆欲を上げることが出来たと思います。
②感想サービスにプロット×２を提出
月初め、さっそく私はプロットを２本提出しました。
編集さんの指名も出来ますが、甘口〜修羅まで感想の段階も指定することが出来ます。
BBの編集さんなら心をへし折るようなことは言わないだろうと思いつつ、感想についてのトラウマもあったので、またコテンパンにされて創作へのやる気を失ったら嫌だなという思いもありました。
そのため、「修羅」はやめて、「甘さ控えめ、しっかり指摘してほしい」というものに。たぶんこれでも十分だろう、と思ってのことです。
一本は編集さん指名なし、もう一本は女性編集の栞さんを指名させて頂きました。
感想が返ってくるのを待ちながら、他の作業を進めます。
電子書籍（百合）の配信が好調なことやコミュへの参加でモチベが上がっていることもあり、１２月は今まで滞っていた作業をゴリゴリやっていました。
③完成間近だったBL小説を入稿
④音声シナリオ完成、声優さんに依頼
暗黒期にエタっていた二作を無事に完結させることが出来ました。
コミュ前に元々書いていたものですが、参加したおかげで、再開する気力が盛り返してきたと思っています。
創作に打ち込んでいるうちに、月初めに提出していたプロットの感想を男性編集のヒダマルさんから頂きました。
ヒダマルさんは男性向けラノベを中心に担当しているそうで、百合の人でもあるみたいですね。
１２月感想①
提出したものは、男性向けR18小説（TSF）のプロットです。
自作への感想はSNSやブログに載せても良いということですが、ネタバレになるので一部抜粋とさせて頂きます。
プロットを拝読しましたので、感想をお伝えします。
１でホットスタートとともに設定伝達、次にその設定を活かしつつメインキャラとの絡みと、出だしが綺麗です。
（中略）
どちらかと言うと「TS好きの男性向け」だと思います。
ただ、序盤からの一対一関係（複数人との関係は持ちつつもそれらは全員モブっぽいですし）は女性向け、友情関係はBLっぽくもあるので、女性読者も読めそうな手触りはあります。
このまま男性向けとして作っても、それを好きな女性読者もいるのではないか…？ と思います。マーケティング部分は得意ではないのですが……、「少年漫画が好きな女性読者」のような形で。
この他、ラストの部分も褒めて頂けて、「中盤にこういう要素を入れておくと、ラストが引き立ちますよ」とアドバイスを頂きました。
その発想は全くなかったんですが、「たしかにそっちの方がラストの部分も、もっと言えば主人公の設定も引き立つな」と納得。
大変参考になるアドバイスをありがとうございました。
けっこう褒めて頂けたので、自信もつきました。
男性向けなのか女性向けなのか迷ったので、それも聞いてみましたが、その部分についてもご回答頂けて感謝です。
やはり男性向けでいこうと思いました。
以降も何度かヒダマルさんにご感想を頂きましたが、ヒダマルさんのご感想はシンプルで率直、かつロジカルな感じ。
いずれにしても納得感のあるものだったので、自分の中で指摘もすんなりと受け入れることが出来ました。
ボロクソに言われたらどうしよう……と怯えていたので、ホッとするのと同時に執筆へのモチベも大幅に上がりました。
そのうちに、栞さんからもご感想を頂きました。
１２月感想②
提出したものは、男性向けR18漫画のプロットです。一次創作の同人サークルで販売予定の作品。
栞さんは児童書や女性向けジャンルを主に担当されているということで、こんなゴリゴリの男性向けR18（しかも特殊性癖）を読んでもらうのも申し訳ないような気がしました。
そうは思いつつも……
・エモーショナルな展開でドラマティックで演出したい
・漫画や音声など小説以外に転用する
こういったことに強いとのことで、栞さんに見て頂きたいなと思い、指名させて頂きました。
未発表作品のため、今回も一部のみ抜粋。
春音優月さん、はじめまして！
プロット拝見しました。
ふたなりいいですよね🥰
そしてふたなりと言えば兜合わせ……。
しっかりこのジャンルの王道プレイを含ませてあるのがふたなりものファンとしては嬉しいところです。
漫画にバッチリ向いています👌✨ストーリーの構成としては現在のもので特に破綻がありません。
後はここから先の肉付けの仕方で、プレイに二人の心情の変化を絡められれば、より読者を惹き付けるかと思います。
特に漫画ということなので、Ｈシーンで画面が似たり寄ったりにならないようにプレイにバリエーションが欲しいかも。
以下は私がプロットから想像したキャラクターの心情と、一例としておすすめのプレイです。■〇〇
〇〇の性嗜好はゲイではなくあくまでノンケです。（中略）
これを前提とした場合、ふたなりであることを最大限に生かしたプレイをおすすめします。
（中略）
以上、感想でした。
私のキャラクター解釈が春音さんと異なっていたり、プレイ内容やＲ部分のさじ加減などは好みの問題もあるかと思います。
私だったらこう盛るという参考例として捉えていただければ幸いです。
どうぞ素敵な作品に仕上げてくださいね☺️🌸
ネタバレになるので伏せましたが、キャラクターについてすごく細かく分析して頂いて、おすすめのプレイ内容や心情の盛り込み方について、かなり詳しく書いて頂いてます。
特に刺さったのが、「〇〇の性嗜好はゲイではなくあくまでノンケです」という部分です。
ヒダマルさんに見てもらったTSFとも重なるのですが、私が書くと、何を書いてもBLっぽくなるというのがありまして……（笑）
しかし、二作ともBLではありません。
私はキャラの性嗜好や設定を作品にしっかり落とし込めていなかったな、と気づきました。
そんな反省もありつつ、栞さんに書いて頂いたプレイ内容がすごく良くて、「絶対にこっちの方が面白そう！」とワクワクしました。
栞さんのご感想は、とても温かいです。
指摘もダメ出しという感じではなく、「こうした方がもっと良くなるかもしれませんよ」と良いところを伸ばそうとしてくださるので、落ち込まずにすみます。むしろテンションが上がります。
しかし、お二人とも、よくたった1000字のプロットからここまで分かるな、と感じました。
BBの編集さんたちはすごいですね。
他の編集さんもそうですが、着眼点が素晴らしいのはもちろん、皆さん伝え方にすごく気を使ってくださっている印象です。
同じことを伝えるにしても、どんな風に伝えるかで作家の心を折るか、モチベを上げるかが変わってきます。伝え方って、大事です。
改善点は知りたいけど、全否定されたいわけじゃないんです（あくまで私はです。人によって異なるかと思います）
BBの編集さんたちは作家の心を守りつつ、作品を伸ばすアドバイスをしてくださっている、と感じました。
自分の弱点や欠点が分かったとしても、それで心が折れて筆が遅くなったら、結局マイナスなので。
読者さんに否定的な感想やレビューを付けられるのは、好みもあるので、それは仕方ないかもしれません。
ただ「編集」という立場の方から自作を全否定されてしまうと、「自分の作品はそんなにダメなのか……」と感じてしまうというか……
伝え方って大事だな、と感じました（二回目）
そしてですね、１２月は初めて壁打ちを体験しました。有料オプションです。
壁打ちは、１時間つきっきりで編集さんに新作企画や創作のお悩み相談に乗って頂けるというもの。Discordの音声通話でお話します。顔は出さなくて大丈夫。
コミュニティに入る前は、壁打ちをやる予定は全くありませんでした。
対面で人と話すことはもちろん、私は通話が大の苦手です。自分の声も嫌いだし、まともに話せる自信もないし、私には壁打ちは無理だなと思っていました。
ですが、だんだん壁打ちをやってみたいと思うように。
理由としては、「設定を活かしきれていない」という自分の弱点を克服したかったからです。
１２月にヒダマルさんと栞さんに感想を頂いた２作はジャンルはバラバラでありながらも、共通点として、「設定を活かしきれていない」ことが弱点だったのかなと感じました。
実は、とある電子書籍を配信する前にも同じような指摘を頂きました。
「ストーリーとキャラはいいけど、せっかく〇〇という設定があるのに、その描写があまりないことが残念」
その作品のキャラクターたちは特殊な職業だったんですが、たしかにそれを活かしたエピソードを書けていなかったんです。
恋愛小説なので、恋愛中心で書かなきゃと思うあまり、設定を活かすことが出来ていませんでした。
入稿前に加筆したんですが、なんだか無理矢理ねじ込んだような形になってしまったな、と。その作品は気に入ってはいるんですが、そこは反省点ですね。
設定を活かしつつ、恋愛が進展していく展開を最初から考えるべきでした。
それは分かっていても、自分では解決方法が分からない。
そこで、壁打ちで相談してみたくなりました。
とはいえ、重度の人見知り。
言葉が出てくるのかも心配だったし、変な人だと思われたらどうしようとか色々心配になって、足踏み。
でも、やっぱり自分の弱点を克服したい。
このままじゃ、何も変われない。
せっかくもう一度創作を頑張ろうと思って参加したのに、こんなことでいいのか？
色々考えて、勇気を振り絞り、壁打ちの申し込みをしました。
壁打ち①
壁打ちの申し込みをしたのは、男性編集のヒダマルさんです。
展開やキャラクターの強化に強いということで、ヒダマルさんを指名させて頂きました。
その時考えていた新作百合小説の企画書を持参して、Discordの音声で１時間お話ししました。
・主人公とヒロイン、サブキャラ数人の設定表
・タイトル
・冒頭のあらすじ
その時決まっていたのは、それくらいですね。
あとは、ノープランでした。
今後の参考にさせて頂きたいので、新作の企画書を元にして「キャラクターや設定を上手くいかしたストーリー作り」の方法を伺いたいです
半端なく緊張しつつ、音声通話スタート。
まず、タイトルをほめて頂きました。
どんな内容の物語なのかすごく伝わってくる、と。タイトルは自分でも気に入っていたので、嬉しかったです。
色々お話をしているうちに、「この人をもっと動かしてみたら？」とサブキャラのうちの一人のキャラをもっと濃くし、物語を動かしていくポジションにすることを提案して頂きました。
そのキャラクターは当初そこまで重要なポジションではなく、ちらっと登場する程度の予定でした。
よくよく考えてみたら、そのキャラクターが一番展開を動かしやすいポジションなんですよね。アドバイスを取り入れ、そのキャラクターにはもっと重要な役割を任せることにしました。
お話をしていると、自分でも「こうしてみたらどうだろう？」とアイデアが浮かんできました。
それをお伝えして、「いいですね」とか「いや、それよりも……」とか、その場でフィードバックを頂けます。すごく貴重な体験でしたし、楽しかったです。
どんどん展開が決まっていくなか、私が今回課題としていることを忘れないよう、「主人公たちが〇〇という設定を活かして」と、時折ヒダマルさんがアドバイスをくださいます。
そして、わずか１時間の間に序盤〜中盤までの展開、キャラクター周りの設定を固めることが出来ました。
ヒダマルさんがアドバイスをくださったおかげで、キャラクターの設定を活かしながらも恋愛も進んでいくような展開を作ることが出来ました。
この作品はヒダマルさんのおかげで生まれた、と言っても過言ではありません。私一人では、きっと生み出せなかったと思います。
この作品が無事に世の中に出た暁には、また改めて、制作秘話みたいなものをブログに書けたらなと思います。
壁打ちの際に言葉が上手く出てこない時はあったんですが、理解しようとしてくださって、私も言いたいことを伝えることが出来て、すごく楽しい１時間でした。あっという間でした。
私は最初に感想を頂いたのもヒダマルさん、最初に壁打ちをお願いしたのもヒダマルさんでした。
編集さんとの相性もあるとはいえ、最初の印象はやはり大事です。
最初の感想や壁打ちがあまり良くない記憶になってしまったら、次を頼むのはきっと躊躇していたと思います。
ヒダマルさんのご感想はモチベが上がり、壁打ちもとても楽しいものでした。
ヒダマルさんには、本当に感謝しています。
そして、味を占めた私は、１月も２月も壁打ちを申し込むことになります。
１月まとめ
年が明けた１月、中だるみ防止でリレー小説企画が始まりました。
みんなで小説を書こうという企画ですが、参加は自由です。私も一度参加させて頂きました。
リレー小説は、どんな展開になるか分からないところが面白いですね。
それと、「目玉焼きを焼く」という短編企画もありました。編集相談会の話題から始まったことでしたが、みんなよくそんなに思いつくなぁ……と思いながら、見守っていました。
目玉焼きを焼くというテーマで、恋愛からサスペンス、ホラーのようなものもあって、楽しかったです。
◇１月進捗報告◇
①感想サービスにプロット×１、冒頭１万字を提出
②壁打ち×２
１月はお仕事の方が忙しく、思うように執筆出来ませんでした。
それでもどうにか上記のことだけはやり遂げました。
１月感想①
ヒダマルさんに壁打ちして頂いた百合小説の構想を終盤まで固めたので、プロットを提出しました。
頂いた感想文から、一部引用。
プロットを拝読しましたので、感想をお伝えします。
冒頭の入りが綺麗です。それを踏まえたデートも自然な流れ、最後にキスで進展があるのもとても自然な展開です。（中略）
本当の気持ちが伝わらずすれ違ってしまう展開もいいですね。最初に落ち気味なら次は上がり気味、次に下がり気味と、展開の基礎を踏まえています。
５の最初で、メンバーの２人が影響を与えるのもうまいです。２人はここでちゃんと影響力を出さなければ、いてもいなくても同じ結果になってしまいそうな立ち位置です。読者に与えている印象を少し裏切る・上回るような、呑気に見える２人の関係にもドラマがあったんだなと気づかせるような形が馴染みそうです。
２人セットのややマスコット的なサブキャラの立ち位置なので、ここ以外でも要所要所で存在感は出していてほしいです。最後のほうで「誰だっけ？」とはならないように。
１２月の壁打ちで序盤〜中盤までは固まったので、中盤〜終盤の流れも見て頂きたく、プロットを提出しました。
全体を通して自然な流れになっていたみたいで、良かったです。
１２月に頂いた感想もそうですが、「この部分がこうだから、こう」と、ヒダマルさんはすごく理論的に判断して教えてくださる印象です。
展開もおかしくないことが確認出来ましたし、ほめて頂けると、やはり嬉しいですね。
サブキャラのアドバイスについても、なるほどと思いました。ちなみにここでヒダマルさんがあげてくださっている二人は、１２月の壁打ちで話題に出たキャラとは別です。
このサブキャラたちは、メインほど目立たせちゃいけないけど、忘れ去られてはいけないような役回りですね。
いつもサブキャラの扱いについて苦戦しているので、勉強になります。
たった1000字のプロットから作者がつまづきそうであろうところを読み取り、的確なアドバイスをすることって並大抵のことではないと思うので、本当にすごいです。
やはりヒダマルさんのご感想は、いつも納得感があるなーと思いました。
１月感想②
栞さんから、TL小説の冒頭１万字感想を頂きました。
今回も、ご感想から一部抜粋（タイトル名やキャラクター名等の記載は、こちらで伏せています）
１万字分拝見いたしました。
私が読んだのは冒頭のみですが、テンポがよく、わくわくしながら読み進めましたよ🥰
読者としてはこの作品がどんなジャンルでどんな展開になるのか、ある程度予備知識を与えられた方が読みやすいです。
その点ではタイトルの『××』と１章目の『〇〇』とでほぼ理解。
さらに冒頭で夢の中でのエロシーンをさわりだけ見せていることで、この二人が現実で出会ってセックスするのが見たいという読者の期待を煽る作りにもなっています。
ここの部分はとても良かったのでこのままでいいと思いました💯現時点でもかなり出来が良いのですが、さらに工夫してクオリティUPするのであればポイントは以下。
（中略）
上記のように設定しておくと、現実の△△に耳元で囁かれたりすると、夢の中以上にゾクゾクしそう。
なので声の設定なども付け加えるとよりリアルでいいかもしれません。
女性は声フェチさんも多いので声設定・声描写はおすすめですよ✨２・◼️◼️の心情を盛り足す
読者は主人公である◼️◼️に感情移入や共感をしたり、自分に置き換えて読むこともありそうです。
テンポも大事ですが、◼️◼️の心の描写は丁寧に動線を引いてあげた方がより読者が入り込みやすいのではないかと思いました。（中略）
そういうコンプレックスめいたものを作っておくと、イケメン男子に溺愛される自分に懐疑心を抱き「どうして私だったの？」という質問をぶつけたときにリアリティが生まれます。
何度抱かれ溺愛されていようが意外と心のガードが固かったりすると、性行為に溺れる姿との間にギャップを強く出せて読者が喜びそうですよ。
そういった効果を狙うのに過去（出会う前の状況や性格）の設定は序盤から匂わせておいた方がいいですよってことですね。△△については冒頭部分では今のところ特に問題を感じませんでした。
むしろ中盤以降でキャラクター設定がどう生きるかでしょうか。以上、感想でした。
良い作品になりそうなので是非持ち込み応募頑張ってください✨
少しでも参考になっていれば幸いです☺️🌸
これは、某有料サービスにて大不評だったTL小説です。
その時ご指摘頂いたアドバイスを元にプロットを改稿し、冒頭もまるっと書き換えました。
しかし、「書く意味がない」とまで言われた後だったので、私はこの作品に自信を持ちきれず、そのままお蔵入りさせることも考えました。
それでも、私はこの作品で勝負をかけたいという気持ちが捨てきれなかったため、栞さんに見て頂くことにしました。
栞さんに「かなり出来が良い」と言って頂けて、すごく救われた気持ちになりました。
核心をつく部分なので伏せましたが、この作品は現代設定でありながらも、ちょっと特殊な要素があります。
その要素を活かしたR描写をすることを、栞さんがアドバイスしてくださりました。
そして、主人公の過去の設定と心情を盛り足すことも。
どれもおっしゃる通りで、特にR描写の件を変更することで、この作品の特殊要素をさらに活かすことが出来そうだと感じました。
さらにドラマティックでキュンとする展開になりそうなアドバイスを頂けて、嬉しいです。
本当に悲しい思いをした後だったので、栞さんの温かいご感想に涙が出そうになりました。
この作品をがんばって完結させて、応募しよう！と思いました。
続きを書く気力を頂けたことが、何よりありがたいです。
某所で手厳しい全否定を受け、しばらくの間、この作品の続きを書けなくなりました。そこは、一時的にはマイナスですね。
しかし、そのおかげで私は自分の創作のあり方について見つめ直すことが出来ましたし、BBコミュに参加するきっかけにもなったので、結果的にはプラスだったのかもしれません。
そして、１月は壁打ちも２回ほどお願いしました。
壁打ち②
１月１回目の壁打ちをお願いしたのは、オタクペンギン社長です。
感想のフィードバックはされていないオタペン社長ですが、壁打ちでは企画を見て頂くことが出来ます。
オタペン社長の壁打ちがどんな感じなのか知りたかったので、お願いしてみました。
今回持ち込んだ新作企画は、異世界百合小説。
まだ未発表なのでふわっと書くと、「ほのぼの系だけど、えっちシーンもあるようなストーリー」です。
まず初めに言われたのは、「全年齢にするか、R18がやりたいならしっかりやるか、どっちかにした方がいい」ということでした。
・このお話は童話のような雰囲気があるので、全年齢百合匂わせにした方が合うかもしれない
・ふんわり匂わせる程度であれば、女の子が仲良くしてるのが好きな層と、ラブラブしてるのが好きな層と両方掴めること
・ラブラブしてるのが好きな層は、匂わせでも勝手に妄想する。一方で、がっつりR18シーンがあると引いてしまう人もいること
大体こんな感じのことを、20分か30分くらい話していたと思います。
たしかに、とすごく納得しました。
百合っぽいアニメとか全年齢のBLドラマがこの頃増えてきましたが、セックスシーンもあるとなると、きっと見る人が限られてきますよね。
その一方で、腐女子や腐男子は、何もないところから勝手に妄想しますし（私のことです）
そもそも私が持っていった企画は、女性が好きそうな可愛い童話風の世界観だったので、余計に社長が全年齢をとすすめてくださったんだと思います。
お話には納得しつつも……
やっぱり私は、匂わせじゃ物足りないんですね。
男同士女同士でイチャイチャしてほしいし、それは明確な恋愛感情であってほしいし、できればセックスもしてほしい。
こう書いてみるとだいぶこじらせてるな、と自分でも思いました（笑）
ただ私と同じような人も、きっと少なからずいると思います。
BL書きに比べたら、エロもある百合を書いてる人って数が少ないんです。
そのわりには、それを見たい読者さんって潜在的にはそこそこいると思うんですよね（たぶん）
だからこそ、私が初めて書いた百合の電子書籍がそこそこ売れたんだと思いますし。
そんなお話をしていたら、「そこを狙っていくのもアリか」ということになり、このままストーリー重視＋Rの路線でいくことになりました。
そこからは、作品の内容についてお話をしていって。
「逆の方がいいね」と提案頂いて、主人公とヒロインのとある設定を逆にしたんです。
その設定を使って、主人公の葛藤とか苦しみとかを描きたいと私は考えていたんですが、逆にした方が展開がスムーズになったんですよ。
後からプロットを組み立てていた時にそれが顕著になり、「あ、たしかに。これ逆の方がいいわ」と思いました。
展開が綺麗におさまったんです。
それから、「こういうエピソードを入れたいんです」と相談してみたら、「そういうジェンダー的なことが書きたいのなら、もっと面倒な現代設定の話を書くときにやった方がいい。この作品には合わない」とアドバイス頂きました。
本当にその通りなんですよ。冷静に考えてみたら、合わないんです。
なんでそんなものをねじ込もうとしてたのか自分でもよく分からないんですが、止めて頂けて良かったなと思います。
作者はどうしても自分の作品について客観的に見れない部分があるので、客観的な意見が頂けるのはすごくありがたいです。
主観的な好みというよりも、客観的に判断してくださることが何より助かるな、と思いました。
「こういうことが描きたい！」と思って書くので、譲れない部分もあります
ニッチで数は少ないながらも、手に取って頂いた読者さんには楽しんで頂きたい。
ひとつの作品として完成度を上げたい、という思いは私にもあります。
そのため、変な部分や作品に合わない部分をビシバシ指摘して頂いて、本当に助かりました。
一人で作品を作っていると、こういう変な部分を潰していくことって意外と難しいので……
このお話は４月以降に書く予定なので、無事に世に出せた時にはお知らせ出来たらな、と思います。
オタクペンギン社長、親身になって話を聞いてくださり、ありがとうございました。
今作はストーリー重視のR18にしますが、全年齢百合や全年齢BRにも挑戦してみたいです。（コンテストとかあったら、ぜひ……！）
壁打ち③
１月２回目の壁打ちは、栞さんにお願いしました。
栞さんには感想でお世話になっていましたが、直接お話するのは初めてでした。
今回は新作企画の相談ではなく、発売前の音声作品のタイトルとあらすじ相談をお願いしました。すでに声優さんに依頼して音声を収録してしていたので、内容はもう変えられませんが、外側だけでも整えたいなと思いまして。
それだけだと時間が余ると思うので、ついでに音声シナリオの書き方についても相談させて頂きました。
まずは、既存作のタイトルとあらすじ相談。
あらすじの方は問題なさそうですが、タイトルがちょっとインパクトに欠ける気がするので、変えた方がいいかもとのこと。
作品の内容をアピールしたワード、かつDLsiteの検索で引っかかるようなキーワードを最低２つ以上入れる。
そんなことを教えて頂いて、１つはその場で決まり、２つ目は色々お話しているうちに自分で思いつきました。
すぐにそれをお伝えしたら、「とてもいいと思う」と言って頂きました。
栞さんと一緒にタイトルを再考して、旧タイトルからぐっと良くなったと思うので、発売が楽しみです。販売するためには、早く私が音声の編集をしないといけないんですががが……！
音声シナリオの書き方については、声だけで表現するための方法、効果音の使い方、マイクの位置指定、などなど基礎から教えて頂きました。一作目は、独学で書いてしまったので……。
あとは、女性向けと男性向けの違いなどのお話も出ましたね。女性向け音声シナリオもいつかは手がけてみたいと思いつつも、女性向けは中々難しそうだな、と思いました（いつかは、作りたい……！）
お話自体も大変参考になるものばかりでしたが、とても嬉しいこともありました。
栞さんにはこれまで二作感想サービスで見て頂いていますが、それ以外の作品（ヒダマルさんに提出した二作品）も見て頂いたみたいで、「春音さんの作品は全部面白い。企画力があると思う」と言ってくださいました。
「シナリオライターに向いてそう」とも。
BBコミュに入る前に色々あって自分の作品に自信がもてなくなっていたこともあり、そのようなお言葉を頂けて、本当に嬉しい気持ちになりました。
私は小説を書くことも大好きですが、「小説以外の音声や漫画も作っていきたい、自分の力を試していきたい」という気持ちがあります。
栞さんにたくさんの励ましを頂いて、色々がんばってみよう、という気持ちになれました。
１月はお仕事の方の執筆が忙しく、自分の創作が思うように進んでいきませんでしたが、創作へのモチベーションが上がることは多い月でした。
２月まとめ
最終月の２月、コミュニティでは色々なイベントがありました。
相談会など公式イベントもありましたが、BL交流会、TL交流会、朗読会など参加者さん主催のイベントも活発でした。
BL交流会、TL交流会ではそれぞれのジャンルについて興味深い話を聞くことが出来て、楽しかったです。
朗読会では、私も「娘からの依頼」という小説を読んで頂きました。
お名前を出していいのか分からないので伏せますが、参加者の一人の方が読んでくださりました。自作を読んで頂けるというのはとても貴重な経験でしたし、お声や演じ分けが素晴らしかったです。
一緒に聞いてくださっていた皆様も色々と反応をしてくださって、嬉しかったですね。
◇２月進捗報告◇
①壁打ち×１
②感想サービスに冒頭１万字×２、１０万字枠の長編を提出
イベントがたくさんあるかたわら、私は月初めに７期最後となる壁打ちを申し込みました。
壁打ち④
壁打ちをお願いしたのは、天岸さんです。
ノンジャンルの雑食編集さんですが、特にBLや恋愛に強いというイメージがあります。
編集相談会やコラム以外にも、Discordの雑談でも天岸さんの恋愛談義が聞けることも時々あり、大変になりました。
今回私が持ち込んだ企画は、サスペンス色の強いBL（R18）です。
かなり尖った内容で、コンテストも一般ウケも狙えなさそうですが、私の趣味で書く予定のものです。
ちなみに私が天岸さんに相談しようと思ったのはBLに強いというのもありますが、天岸さん自身が商業作家さんとして活動されつつも、ご自身のヘキの作品も書かれているところが素敵だな、と思ったからです。
「商業作家になると好きなものが書けなくなる」とか、「そのレーベル色一辺倒になる」、とか、そんな感じのことを発言されている作家さんを少なからずお見かけします。
どういった活動をするのかは個人の自由なのでそれについては良いんですが、ただ個人的には、もしこれから先、万が一商業で書く比重が大きくなったとしても、好きなものも書きたいんです
天岸さんなら、非王道の尖った作品でもきっと見てくださるだろう、と思ったので。
結果は天岸さんにお願いして大正解で、たくさんのことをアドバイスして頂きました。
・Rシーンを増やすこと（私の考えていたプロットがRシーン少なかったので）
・あらすじの書き方
・サブタイトル
・書き出し
・敵役の設定
・サブキャラ
・BL色の強め方（BLというより、恋愛ですね）
などなど。
大枠自体はそんなに変わってないんですが、見せ方やキャラクターの設定を変更することで、かなり印象が変わったように感じます。
サスペンスのハラハラ感を描きつつも、BLの色っぽさを出したい。
そんな方向性を目指していたのに、私が当初考えていたものはサスペンスドラマに無理矢理BLをねじ込んだようなよく分からないものだったんです。
こうじゃないんだ……
しかし、天岸さんとの１時間の壁打ちを終えて、見違えるようによくなった、と感じます。
私はこういうものが描きたかったんだ、と思いました。
この作品は薬物描写や犯罪描写ががっつりあるため、投稿出来るサイトが限られていたり、アマゾンで配信する際にも制限がかかるかもと教えて頂いたので、どういった形で公開するのが良いかじっくり考える必要がありそうです。
時間はかかるかもしれませんが、いつかはこの作品を世の中に公開したいです。
初参加で壁打ちは４回やりましたが、全部良かったです。
３人の編集さん（＋社長）それぞれに視点や切り口が違いましたが、皆さんとても良いアドバイスをくださりました。
壁打ちは、オススメなサービスです。
おしゃべり上手な人はもちろんですが、個人的には私のように話すのが苦手な人にこそ壁打ちを試してほしいなと思います。
公には中々言えないような悩みを相談出来たり、構想中の新作について生のご意見を編集さんから頂けるのってすごくありがたいことです。
今は商業経験があってもメールだけのやり取りで完結する場合も少なくないですし、商業を目指している段階とか、自分の趣味で書いている作品について１時間みっちり相談出来る場所って中々ない（ことが多い）ですよね。
私は３人の編集さん（＋社長）と壁打ちで直接お話ししましたが、みなさんとても優しい方です。
口下手でも馬鹿にされたりはしないので、私みたいにコミュ力に不安がある人も勇気を出して挑戦されてみると、成長に繋がるのではないかと思います。
スタンダードでも、ライトプランでも、壁打ちと個別編集は申し込めます
そして、２月初めに壁打ちが終わったあと、私は暗黒期に途中まで書いて放置していたBL原稿を引っ張り出してきました。
ですが、壁打ちをしたあと、この作品を天岸さんに見て頂きたいなと思うようになりました。
天岸さんならきっとこのお話を受け止めて、一つの作品としてアドバイスして頂けるだろうと絶大な信頼を寄せ（勝手に笑）、天岸さんに見て頂くため、私は途中まで書いていたBLの続きを書き始めます。
元々は、１月に栞さんに見て頂いた公募用のTL小説を完結させ、１０万字枠で見て頂く予定でした。
ただそっちは中編になりそうなことに加え、個別編集で見て頂きたくなったので、予定を変更し、BL小説の方を１０万字枠に回すことに。
感想サービスの提出〆切は、2/28ではなく、2/20でした。それ以降は、見てもらえません。
しかし、2/10を過ぎても、まだ私は２月分を１作も出せていませんでした。感想サービスを全部使い切ることが目標だったのに……
原因としては、１月にお仕事を詰め込み過ぎたせいだと思われます。
そんなことを言っていても仕方がないので、なんとしてでも冒頭１万字×２、１０万字枠の作品を2/20までに提出しなければいけません。
進捗報告やTwitterでそのことを書き込んでいたら、スタンプやコメントで「がんばれ」と応援してくださった方もたくさんいて、本当に励まされました。ありがとうございます。
そして、2/15に２作提出。
提出〆切日2/20の夜21時、最後の１作を提出しました。
私が一番最後の提出者かと思いましたが、私よりも後に提出されていた方も何名かいらっしゃいました。
第七期の目標
①感想枠を全部使い切る
②長編を一作完結させる
当社から予定が変わったとはいえ、目標を無事に達成することが出来たので良しとしておきます。
ギリギリとはいえ、本当によくがんばったと思います。えらい！（自分で褒めていくスタイル）
感想を提出した後は、いよいよコミュニティが終わってしまうだと寂しい気持ちを抱えながら過ごし……
そんななか、冒頭１万字の感想が栞さんから返ってきました。
２月感想①
１２月に栞さんに見て頂いた、男性向け（R18）漫画プロットの音声シナリオ版冒頭１万字を提出しました。
例によってネタバレ防止のため、頂いた感想文から一部抜粋。
お待たせしました。
１万字分拝見いたしました。
今回は音声作品の原稿ということで、小説との違いを意識して見ていきますね。音声作品の場合、幾つかコツがありまして、まずはそれをお伝え致します。
①状況や状態の説明をセリフと効果音により自然にリスナーに伝達する
②リスナーの耳の位置を認識し、距離感や囁きなどで効果的に演出する
③台詞と台詞の間、行間にも現実と同じ時間が流れていることを意識する①について。
耳だけで状況や状態を把握させるのってなかなか難しいです。
しかもそれをわざとらしくならずにナチュラルにやれと言われると……。
例えばなのですが、以下の部分。（中略）
この二人が付き合ってないことはこの後の部分で飲み会抜けてホテルに来たことを言っているので、「付き合ってないのに」の部分は敢えて削ってしまっても良いかもしれません。
はっきり言わなくても匂わせ、察するように仕向けるのも手です。（中略）
特に場所や関係性やシチュエーションの設定では説明がわざとらしくなりやすいので気を付けてみると良いです。
②について。
音声作品は「リスナーの耳」が情報を拾います。
そして拾う情報には息づかいやリップ音、ベッドが軋む音や衣擦れの音なども含まれ、それぞれの音には距離・音量・位置が伴います。コレについては春音さん自身も気を配られているようで、吐息を混ぜたり、囁き声にしたり、耳元で話すなど、よく工夫されていると思いました💯
可愛くエッチなセリフと相まってとても良かったです。
可愛いお声の声優さんに喋って貰ったらもう最高ですね🥰
ご質問のマイク位置については特に今のままでも気になりませんでした。
むしろ初めてにしてはよく出来ている印象✨（中略）
③について。
音声作品の場合、小説と違ってセリフや演出音などを合わせた時間が現実に流れる時間とかなり近いです。
便宜上脱衣の時間を端折り気味だったりはしますが。
例えばなんですが、トラック１のこの部分はもう少し時間を取ってもいいかもです。（中略）
時間を取る……といっても衣擦れの音が響くだけじゃ面白くないので、キスしながら脱がしたり体をまさぐるようにしたら良いかも。
最初の脱衣や愛撫のシーンはしっかり時間を取って上げるとリスナーの高揚感を高められますよ。セリフや行為のエロ可愛さは文句なしなので、後は細かい部分の演出方法などを見直してあげるとかなり良くなると思います👍
ご予算が許すならもう少し長めにしてみるのもいいと思います🤔
今から仕上がりが楽しみですね。
音声作品は自分の脚本を声優さんに読んで貰うのが嬉しく、小説とはまた違った喜びがありますよ。
どうぞお体に気を付けつつ楽しく制作してくださいませ☺️🌸
今回栞さんに漫画シナリオではなく音声シナリオ版を提出させて頂いたのは、１月の壁打ちで伺ったことを私が出来ているかの確認がしたかった、ということが大きいです（漫画版シナリオもいずれ書く予定ではいます）
特にマイク位置の指定に自信がなかったため、そこを見て頂きたいとお願いしました。
マイク位置については問題なかったようで、安心いたしました。
音声作品は、小説や漫画とは違って「音と声」だけで全てを伝えなければいけません。
特に冒頭の部分は、「今、誰と誰がどこにいて、どんなシチュエーションなのか」を伝えなければいけないため、わざとらしくなりがちです。
実際私のシナリオもわざとらしくなっていたみたいで、精進が必要だなと感じました。
R18部分のご指摘だったので伏せましたが、よりエロさがプラスされるようなアドバイスも頂きました。
栞さんのアドバイスは分かりやすい上に、自作にエモみがプラスされるので、めちゃめちゃ助かります……！
冷静に考えたら、みなさんが真剣に公募用小説など書かれているなか、こんなひたすらにエロいことが書かれているシナリオを提出するのも恥ずかしくなってしまったんですが（笑）
大変参考になるアドバイスを頂き、良い部分もほめて頂けて自信もついたため、栞さんに見て頂けて良かったです。
小説はもちろんですが、今後はシナリオの方もがんばっていけたらと思っております。
そして、コミュニティが終わる2/28。
解散会がありました。
みんなで第七期を振り返りながら、惜しみつつ、０時ぴったりにコミュニティが解散となりました。
あんなに活発に動いていたDiscordが、全く動かなくなります。
毎日Discordをチェックして、集中部屋に入って創作していたので、すごく寂しく感じました。
あっという間の三ヶ月でしたが、とても充実していました。
いつのまにか暗黒期も抜け、「書くことが楽しい。もっと書きたい」という気持ちを取り戻していました。
暗黒期に途中までやって、中途半端に放置していた作品も仕上げることが出来ました。
web連載の方はまだ手がつけられていなくてエタッたままですが、いずれ再開したいと思っています。
三ヶ月間で成し遂げたこと
・完成間近だったBL小説を入稿
・一作目の音声シナリオ完成
・公募用TL小説を冒頭１万字まで執筆
・二作目の音声シナリオ完結
・百合小説を冒頭１万字まで執筆
・BL小説完結
・TSF小説プロット作成
・壁打ち×４
これだけのことを成し遂げることが出来ました。かなりギリギリだったり、予定を変更したりもしましたが、たくさん執筆が出来て大満足です。
運営のみなさま、三ヶ月間大変お世話になりました。
壁打ちや感想サービスで直接お話しさせて頂いた４名の運営さま、本当にありがとうございました。
創作について大変勉強になったこともそうですが、直接お話しして、みなさまのお人柄の良さが伝わってきました。
直接お話する機会はなかった運営さまも、快適な運営をありがとうございました。
そして一緒にがんばってくださった参加者の皆さま、三ヶ月間ありがとうございました。
みなさまのがんばりやスタンプやコメントでの応援にたくさん励まされました。
Twitterで繋がってくださった方もありがとうございます。創作仲間として、これからもよろしくお願いいたします。
◇◇◇
コミュが終わって３月になってから、２月下旬に提出した感想が返ってきました。
１０万字感想
天岸さんから、長編BL小説のご感想を頂きました。こちらもまだ未発表なので、ネタバレしない程度に一部抜粋（キャラクター名は、こちらで伏せています）。
（前略）などのディープな展開もあり、どうしても読む人を選んでしまう設定……ですが、だからこそ生まれる狂気と尊さの入り混じった物語で、非常に面白く読ませて頂きました。キツい環境だからこそ、ストレートに心が揺さぶられます。そしてそんな彼らの関係性や、■■の再生は読んでいて心地よく、ラストのオチもきれいに着地していて良かったです。
（中略）
しっかり人間や恋愛を描かれていて、読後感は切ないながらも爽やかさすら感じるものでした。■■が潔いキャラなところが、この読後感に繋がっていると思います。
もし今作品をWEBサイトで配信する場合は、キャプションやタグなどで事前に注意を促して、苦手な方に自衛できるよう促しつつ、性癖に刺さる人に向けて呼び込まれるようにしましょう。また、あらすじは短いながらも物語の内容と本筋がしっかりと抑えられており、読者に届きやすいものになっています。カップリング表記も分かりやすいですし、キャラ２人を言い表せていると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気になった点ですが、初エッチまでの流れが少し唐突な印象を受けました。それまでの間の描写がまだ恋愛の雰囲気が薄く、もう少し恋愛の気配を足されると自然な流れになりますたくさん新エピソードを加筆しなくても、現行の物語の中で▲▲が■■に優しく触れたり、恋愛的な好意を感じさせる発言を加えたり、といったことをされると、初エッチに入るまでの流れが自然になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルですが、（中略）
ただ春音さんが危惧している通り、『◆◆』のみでは読者が内容をしっかり理解しにくい可能性があります。そのためサブタイトルで内容を分かりやすく伝える努力が必要になってきます。
（中略）
作品の内容を伝えつつ、BL的なLOVEの匂いを滲ませることができると、重ためのBLが好きな読者が集まりやすくなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読む人を選んでしまう作品ですが、暴力的な内容があるからこそ、２人の尊さと優しさと一抹の狂気が際立って感じられ、とても素晴らしい物語でした！理不尽からの再生というのは、人間にとってとても大切なテーマだと個人的に思っています。今作を書き上げて下さり、ありがとうございます🙏
ネタバレになるので一部伏せましたが、本当にたくさん温かいお言葉をかけてくださり、感激でした。
とても素晴らしいご感想を頂けたので、本当は全部公開して「BBコミュニティの編集さんから、こんなに素敵な感想を頂けるんだよ」ともっと宣伝に貢献出来たらいいのですが、そうすると盛大にストーリーのネタバレになってしまうので……。一部のみ公開とさせて頂きます。
天岸さんのご感想にもありますが、本当に人を選ぶ設定かつ、ストーリーの展開もかなりハードです
そのため、作品の中身をしっかり見てくださって、お言葉を頂けたことが何よりも嬉しかったです。
初えっちまでに恋愛描写が薄いのは、おっしゃる通りで。けっこう強引にR展開に持ち込んでしまったような気がするので、その辺りを重点的にこれから改稿していこうと思いました。
タイトルとあらすじについても見て頂きたいと私がお願いして、大変参考になるアドバイスを頂くことができました。
現行タイトルは自分でも分かりにくいんじゃないかと思いつつも、どうしたらいいのか分からなくて困っていたんですよね……。
サブタイトルの方向性をアドバイスして頂けたので、本当に助かりました。
ただでさえ人を選ぶ内容なので、サブタイトルでしっかり作品の中身をアピールして、同志の方に読んで頂けるような努力をしていきたいと思います。
１２月〜２月まで、何作か作品を見て頂いて感じたこと。
それぞれ視点は違っても、BB編集のみなさんは本当に作品をしっかり見てくださっていると感じました。
しっかり一つの作品として見てくださっているからこそ、ご指摘を受けても嫌な気持ちにはならず、こちらも素直に受け止めることが出来ます。
そして、同じことを伝えるにしても、どんな言葉を使うかによって、相手の受け取り方が違ってきます。
相手を嫌な気持ちにさせず、作品をより良くするためのアドバイスをする。
BBコミュニティの感想サービスでは、そういったものが提供して頂けると感じました。
今回は全て未発表の新作を見て頂いたので、感想も一部公開とさせて頂きましたが、一部のみでも、なんとなく頂ける感想の雰囲気は伝わったんじゃないかなと思います。
少しでも、迷っている方の参考になりましたら幸いです。
（※備考）
感想〆切日ギリギリにヒダマルさんに提出してしまった作品の感想の方は、３月中に頂けるみたいなので、そちらも楽しみです♡
まとめ
商業作家として活躍されている方、商業を目指している方、特に目指さずに好きなものを書いている方。コミュニティの参加者さんには色々な方がいます、目的も様々。
どんなジャンルの作品を書いていてもいい。
商業を目指しても良いし、同人でも、趣味でも良い。書き始めたばかりでも大丈夫。
がっつりがんばるのも、ゆるくマイペースに進めるのもOK
壁にぶち当たっている方、一人でがんばることに限界を感じている方、悩んでいる方。
BBコミュは、困っている作家さんたちの駆け込み寺のような場所だと思うのです。
人によって合う合わないはもちろんあるかとは思いますが、どちらにしても三ヶ月で強制終了です。
気になっている方は、一度参加してみるのもいいかもしれません。悩んでいる方は、まずはライトプランでどんな雰囲気のコミュなのかを様子見してみるのもアリかと。
参加を迷われている方の参考になりましたら、幸いです
ちなみに私は、第八期も感想付きのスタンダードプランで参加します。
公募用の作品２作もまだ完成していないし、七期の壁打ちで構想を聞いて頂いた作品を感想サービスで見て頂きたいからです
やりたいことがたくさんあるので、コミュでモチベあげつつ、がんばっていこうと思います！
可愛いものと猫と創作が大好きな物書き。
執筆ジャンルは、恋愛（TL/BL/GL/TSF）、ファンタジー、青春、ヒューマンドラマ、など雑多。年下ヒーローと年下攻めを特に好みます。
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