【ココナラ/skima】値上げとサービス内容の見直しを行いました

2023年8月1日

こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。

昨年からオーダーを受けて小説や文章を書かせて頂くサービスをココナラとスキマで出品し始めたのですが、今月でちょうど一年経ちました。一年目は戸惑うことも多く、手探りな状態でしたが、どうにか続けてきて、2サイト合わせて130件超のご依頼を頂くことができました。

ハルちゃん
ハルちゃん
100件以上ものお取引きをしてきたなんて、すごいね!

優月
優月
始めた時はまさかこんなにご依頼を頂けるなんて思ってなかったから、びっくりだけど嬉しいよ

二年目もますます励んでいこうと思いますが、二年目という節目を機に変えたことがいくつかあります。
出品を始めてから一年経ったことと、それから来月からの消費税増税を踏まえ、サービス価格と内容の見直しを行いました。

今回の記事では、それに至った経緯や値上げに踏み切った理由を書いていきたいと思います。

サイトの説明

まずは、私が出品しているサイトの簡単な説明をしておきます。

ココナラとは?

ココナラ とは、みんなの得意を売り買いするというコンセプトで、500円~から個人間で依頼をしたり受けたりができるフリーマーケットのようなサイトです。イラスト・デザイン・記事執筆・占い、……などなど色々なことが気軽に、安心に、お手頃価格で依頼することができます。

スキマとは

スキマ とは、1000円~から依頼をしたり依頼を受けたりができるデザイン・イラストのオーダーメイドマーケット。元は、イラスト特化のサイトだったみたいですが、最近では小説執筆(記事)、占いや相談など、依頼(出品)できるカテゴリが増えました。

出品の内容について

私が出品を始めた経緯やサービス価格をどのように決めたかはこちらの記事に詳しく記載させていただいております。
私が出品させて頂いている内容を簡単に説明させていただくと、冒頭で書かせて頂いたように小説関連なのですが、現在はどちらのサイトでも三つの出品をさせて頂いております。

①小説執筆
②ご依頼者さまの作品(小説、漫画、イラスト、動画、ゲーム等の創作物)を読ませて頂き、感想をお伝えする
③創作活動のお手伝い(リライト、創作にまつわるお悩み相談等)

私がこの1年で一番多くの件数のご依頼を頂いたのは②感想作成ですが、一番の稼ぎ頭は①小説執筆ですね。③創作活動のお手伝いのご依頼もそこそこ頂いております。
件数の違いはありますが、①②③のどのサービスもご依頼を頂き、この1年でたくさんの経験を積ませて頂きました。

サービス内容の見直しをすることにした経緯

それぞれサービス内容は違いますが、いづれの出品のサービス内容も価格も、出品前に考えに考えて設定したものです。他の出品者さまのお値段やサービス内容も参考にさせて頂き、相場の範囲内で自分が納得できる価格に設定させて頂きました。

サービスの内容やオプションの見直しについては全ての出品に実施したのですが、今回値上げに踏み切ったのは②感想作成サービスのみになります。それというのも、②の感想作成サービスが①と③に比べて、明らかに作業の労力とお値段が釣り合っていないような気がしたのですね。

もちろんこういった出品のお値段は、単純に時給での単価にはできません。時給で設定している出品者さまもいらっしゃるかもしれませんし、そこは人それぞれ考え方の違いがありますし個人の自由ですが、私の考えとしては、こういったサービスは時給よりもクオリティを考えてお値段を算出しなければいけない部分もあると思います。
単純に時給だけで考えると、すごく手が早くてクオリティの高いクリエイターさんよりも、単純に作業に時間がすごくかかる人の方がたくさんお金をもらえるということになってしまいます。それはどう考えてもおかしいですよね。

従って、私の出品では時間単価というよりも、相場と自分が提出できるもののクオリティを考えて出させて頂いたお値段になります。

しかし、この1年お仕事をさせて頂く中で、①と③については労力やクオリティに対してそれなりに対価が釣り合っていると思えたのですが、②については自分が提出するクオリティに比べても対価が低すぎるような気がしたのですね。

もちろん私がこういったお仕事をさせて頂く目的は、お金だけではないです。
お金だけが目的なら、スーパーやファミレスでバイトをしてた方がよっぽど効率がいいと思います。
自分の好きなことであり、自分自身のスキルアップに繋がるからといった理由でやらせて頂いておりますが、ただそれでも労力に比べてあまりに対価が低いとモチベーションが下がってしまいます。「明らかに割に合わない対価」で、誰かのために働くというのはすごく難しいことです。

一年前の出品を始めた当初は、②私と同じようなサービスを出品されている他の出品者さんも500円〜と最安値の設定が多く、また、自分も高い値段で出品して依頼者さまに値段相応だと納得頂けるクオリティの感想を提出できるのか自信もありませんでした。
そういった理由で、②についてはかなり安価な設定でこの1年やらせて頂いていたのですが、お仕事をさせて頂くうちにちょっとこのお値段では無理があるなぁ……と感じるようになりました。

本当は半年前ぐらいからずっと思っていたことなのですが、ただ値上げをしてしまうと、誰からもご依頼を頂けなくなるのではないかという不安が自分の中ですごくあったのですね。

趣味だし、①で稼げてるし、それに私だって勉強になるし、スキルアップにも繋がるし……と自分を納得させようとしていました。

しかし、たくさんのご依頼をお受けするなかで、サービス説明をろくに読んでいない方からのお問い合わせやご購入後のトラブルも増えていき、値上げをすればこういったトラブルも減るのではないかと思うようになりました。一概には言えませんが、やはりあまり説明を読まないような方はそもそも安価で済ませたいと思っているような傾向があるので、値上げすると客質も良くなるという話も聞いたことがあります。

もちろん他の善良な依頼者さまに申し訳ないという気持ちもありましたが、あのままでは気持ちが続きませんでした。
1年間たくさんのご依頼を受けてきて、もちろんまだ未熟な部分もありますが、最初の頃よりも自分の感想の質も上がってきたので、そろそろ値上げしてもいいのではないか、という思いもありました。

そんな時、ココナラ自体のサービス価格の引き上げが起こり、気づくと周りの出品者さんも多くの方が値上げしていました。私がココナラを利用し始めた当初は500円のサービスもたくさんありましたが、今ではほとんど見かけなくなりましたね…..。

それに加えて、10月からの消費税増税です。
通常は何か買う時の消費税は消費者(購入者)が払うものですが、ココナラとスキマの場合は出品者持ちなのです。しかも、サイトの手数料も出品者持ち……。
たとえば、1000円で出品していたら、購入者は1000円支払うことになりますが、出品者はそれをまるっともらえないということです。

普通は消費税を支払うのは購入者の方なのではないかと思うのですが……。正直手数料も消費税も出品者だけに負担を強いるのは意味が分からないしやめてほしいのですが、ひとまずこの問題は置いておきます。

消費者増税に伴い、出品者の手取りも今までより少なくなることになります。

それでようやく、以前からずっと考えていた値上げとサービス内容の見直しを実施するに至りました。

今回実施した内容としては、②の出品価格の引き上げ、①〜③全ての出品について細かくオプションを設定し、サービス説明の文章の書き直し、それから新しくポートフォリオで感想や小説サンプルを掲載したことになります。

サービス内容の見直しと値上げを実施してどうなったか

サービス内容見直し後、①小説執筆と③創作のお手伝いにつきましてはお値段自体は変更しておりませんので、特筆するような変化はありませんでした。
しかし、値上げをした②感想作成のサービスについては、値上げ後数日間お問い合わせもご依頼もなくなってしまいました。

時期によってももちろん変化はありますが、②のサービスというのは私の出品の中では一番たくさんの方にご依頼頂いておりまして、大体常にご依頼を頂いております。繁盛期は満枠が続くような時も少なくなかったのですが、値上げした途端にご依頼はもちろんお問い合わせさえもこなくなってしまったので、「あ〜やっぱり値上げしたからか……」と少し落ち込みつつも、他にお受けしているご依頼をこなしていきました。
しかし何日か経った後、一人の方にご相談を頂き、その後もトントン拍子でご依頼を頂いて、あっという間に満枠になったのです!

値上げをしてもご依頼を頂けたことで自信もつきましたし、値上げ前よりも丁寧なご依頼者さまが増え、変な問い合わせもほとんどなくなりました。まあそれでも、サービス内容を読んでいないと思われるお問い合わせや変なお問い合わせはたまにきますが、値上げ前よりはぐっと少なくなりました。
ご依頼内容も最初の段階できちんと記入して頂き、サービス内容もしっかり把握して頂いている良いご依頼様がほとんどになったので、ストレスもぐっと減り、その分集中してご依頼に取り組めるようになった気がします。

対価が上がることで自分のモチベーションも上がりますし、客層も良くなったので、思い切って値上げをして良かったとつくづく思っております。

今までは「基本料金内でこれもやって」という困ったことをお願いされるということもごく稀にありましたが、オプションも細かく設定することで、「基本料金内で出来るのはここまで」とはっきり線を引くことができました。オプションを付けてご購入頂くかたも増えており、結果的にご依頼の単価も上がりました。

もちろん値上げだけしてクオリティの低いものを提出するわけにはいかないので、今後はますます精進していこうと思います。

まとめ

結論。思い切ってサービス内容の見直しをしたら、良いことばかりでした!

自分でもそうですが、誰だってなるべく安いお値段の方がありがたいですし、値上げをしたら依頼が減ってしまうのではないかと心配される方もいるかもしれません。たしかにクオリティに対してあまりに高すぎるお値段だと、誰からも依頼がこなくなる可能性もあります。
ただあまりにも割に合わない価格で請け負っていると、結局苦しくなるのは自分ですので、クオリティに対してあまりにも対価が低すぎる、と思うのであれば値上げを検討してみるのもいいと思います。

お値段やサービス内容はずっと一律なわけではなく、自分の提供できるクオリティや相場によっても変動するものだと私は思います。
私もこれからも定期的にお値段やサービス内容の見直しを実施させて頂きたいと思います。

2023年8月1日創作活動, 創作について

Posted by 春音優月