【自作小説紹介】エブリスタ投稿作『剣よりも強い武器』

こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。

エブリスタに新作の短編を投稿したので、そちらの作品の紹介をさせて頂きます。

小説情報

小説のリンク先は、小説投稿サイトエブリスタ です。

『剣よりも強い武器』
【じんわり】【絆】【夢】
2020.02.23
現実から逃れるために一日のほとんどを眠って過ごす女の子が武器を持って戦うお話。

小説紹介

三行から参加できる超・妄想コンテスト第120回「そして私は叫んだ」参加作品。

一日のほとんどを夢の中で過ごす女の子が、現実と向き合うまでを描きました。
「そして私は叫んだ」というテーマに合わせ、叫ぶシーンもいくつか入れてあります。

あとがきのようなもの

この作品は一日で書いたものですが、実は同じテーマで全然別の作品を書いていました。その作品があまりにも暗くなり過ぎたことと自分の中で納得できなかったこともあり、もう一度設定から考え直し、今の作品に生まれ変わりました。

生まれ変わる前の作品と、今回の作品で書きたったテーマが「膿みを外に出す」ということ。

今回の短編コンテストのテーマでもある「私は叫んだ」ですが、大人になるとそうそう叫んだりって出来ませんよね。まあ私は家で一人でいる時に叫んだりしますが(←え?)
生きていると、泣きたくなることも叫びたくなることもたくさんありますが、大人になるにつれ出来なくなります。でもあまり溜め込んでいると、いつか爆発してしまいますよね……。

どれだけ悲しいことがあっても、時の流れは止まってくれないのでどうにか生きていかないといけませんが、自分の中の膿みは外に出した方が良いと私は思っています。

直接的にその経験を誰かに話したりブログに書いたりしなくても、創作する人だったら小説や絵で表現したり……。

私も自分の中の膿みを生かして?小説を書いたりします。辛いことはできれば経験したくないですが、正直色んな経験をすればするほど作品を作るにあたっては役立ってくるので、辛い経験もあながち無駄なことでもなかったのかなと思わされています。

どん底まで落ちても、この経験を小説に生かしてやる!くらいの気持ちでいれば、生きる気力が湧いてくる……ような気がします。

今回の作品の主人公も、ずっと報われない思いを抱いてましたが、絵本という形で膿みを出して、ようやく辛かった記憶が昇華されたのかもしれません。

裏話

今回の作品は、ペンは剣よりも強しを表現してみましたが、この言葉を聞いてどんな状況を思い浮かべますか?

私は、記者が権力者の不正を暴き、それをペンで世に知らしめることで失脚させたりするような、ペン(文章)で圧倒的権力や武力(剣)に勝つという世直しストーリーをイメージしていました。

でも調べてみたら、この言葉は世直しどころか、元は権力者側から発せられた言葉みたいですね。

政治家が「どれだけ強いやつでも、私がペンで書いたことには逆らえない。(権力者の)ペンは、(一般ピーポーの)剣よりも強い。ガハハ」(超意訳です)とものすごい上から目線で言った言葉だったとか……。

世直しとはガラリと印象が変わってしまいましたが、まあ確かにその通りではありますw

ペンと剣で直接戦ったら、ペンを使った人がよほどの手練れではない限り剣が勝つと思いますが、ペンをペンとして使ったら剣よりもペンの方が強いんですよね。

ペンというか、人をまとめる力みたいなものでしょうか。

世直しにしても、権力者のうぬぼれ発言にしても、ペンは剣よりも強しということですね!(無理矢理まとめた)

まとめ

ご興味を持ってくださった方は、ぜひよろしくお願いいたします。
『剣よりも強い武器』

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