【自作小説紹介】エブリスタ投稿作『私の花は咲かないのかもしれないけど、』

こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。

エブリスタの妄想コンテスト、だいぶご無沙汰してしまっていましたが、久々に妄想コンテスト用の新作を投稿してみました。

早速ブログでも紹介させて頂きたいと思います。

小説情報

小説のリンク先は、小説投稿サイトエブリスタです。

『私の花は咲かないのかもしれないけど、』
2021.03.31
【夢】【青春】【希望】
なかなか夢が叶わない主人公が夢への思いに対して、どう折り合いをつけるのかというお話。

小説紹介

三行から参加できる超・妄想コンテスト第146回「花ひらく」参加作品。

「花ひらく」というテーマに合わせて、「花ひらく」を私なりに解釈したシーンを作中にも盛り込んでいます。

ちょっと重ためのお話かもしれませんが、希望が持てるようなラストを描くことを心がけました。

あとがきのようなもの

妄想コンテスト参加したくても忙しかったり、中々ネタが思い浮かばなくて、見送ってばかりでしたが、今回は書きたい話が急に浮かんできたので書いてみました。

テーマ的にはもう少し明るいものが求められていたのかもしれませんが、私なりに「花ひらく」ということを表現したつもりです。

夢が叶う=花が咲くという表現で使用していますが、主人公の夢は一番おさまりの良さそうなアイドルにしました。

本当は小説家とか脚本家とか創作系でいこうかなと思ったのですが、まあ……このお話は半分自分の気持ちを書いたエッセイみたいなものなので、あんまり自分の境遇に近いものにすると生々しくなっちゃうので……(笑)

裏話

植物の生命力は強くて、アスファルトの隙間からも生えてきたり、日が当たらない陰でも咲いてたりもします。自然豊かなところにいかなくても、道を歩けば小さな花がたくさんあります。

でも、花を咲かせることが出来ないまま枯れてしまったり、人間や動物に折られたり食べられたり、はたまた発芽さえできなかった花たちもきっとたくさんたくさんいますよね。

それと同じように、どれだけがんばっても夢を叶えることが出来ない人たちもたくさんいます。

花が咲いた(夢が叶った)後でも、もっと大きな花を咲かせたいとかたくさん咲かせたいとか色々悩みは尽きないのかもしれません。

でも私から言わせてもらえば、どれだけ小さな花だったとしても、一瞬の命だったとしても、一度でも咲かせることが出来ただけ羨ましくてたまらないです。私だってがんばって毎日水あげて、土だってフカフカのものを用意して、肥料だってあげたのに、何が足りないんだろうって。

ろくに水ももらえず、日が当たらないところでも咲く花もある。

その一方で、良い土で、たくさん肥料をあげて、ちゃんと水をあげても、咲くことが出来ない花もある。

自分と同じ頃に種がまかれた花がどんどん咲くのを見るたびに、悔しくてみじめな気持ちになるし、嫉妬してしまうんです。

本当はそんなこと思いたくないんですが、どうしてもそう思ってしまうので、仕方ないです。

弱くて汚い自分がいることも認めてあげたくて、そして今私と同じように叶わない夢に苦しんでいる人にもエールを送りたくて、このお話を書きました。

私の花は、もしかしたら最初からつぼみのまま終わる運命の花なのかもしれません。

コンテストに応募する時は落ちて当然、受かったらラッキーぐらいの気持ちで挑もうとは思っていますが、やっぱりがんばって書いた作品がカスリもしなかったら多少は落ち込むんです。コンテストに応募しても応募しても、落ちまくって、そういうことが積み重なって……まあつまり、最近の私は少し落ち込んでたんです。

コンテストに応募するのをやめて、小説投稿サイトに投稿するのもやめて、自分のブログかノートに小説を書くだけにしたら、気楽にやれるかなと思ったりもしました。

水をあげるのをやめたら、楽になれるのかもしれません。

優月
優月
それでも、優月は花が咲くと信じたいんです
もし永遠に咲かない花だったとしても、これからも私はいつかこの花が咲くと信じ、せっせと水と肥料を与え続けるのだと思います。

これから先の人生で、私の花が咲くのか咲かないのか分かりません。

本当は花が咲いたら、一番嬉しいです。
でも、もし花が咲くことがないまま私の人生がいつか終わってしまったとしても、永遠に咲かない花に水や肥料を与えたことも無駄にしたくない、なってほしくないなという思いを作品に込めました。

まとめ

『私の花は咲かないのかもしれないけど、』

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