【自作小説紹介】ノベルデイズ投稿作『邪馬台国の女王・壱与の恋』

こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。

童話の短編賞に応募するためにノベルデイズに登録したのですが、歴史の短編小説のコンテストも同時に開催されているのを見かけ、せっかくなのでそちらも書いてみました。

小説情報

小説のリンク先は、小説投稿サイトノベルデイズ です。

『邪馬台国の女王・壱与の恋』
【歴史】【古代日本】【女王】
2021.02.25
謎に包まれた邪馬台国の女王・壱与の恋を描いたお話。

小説紹介

NOVEL DAYS × tree 2000字文学賞「歴史・時代小説」エントリー作品。

未だ謎の多い邪馬台国の女王卑弥呼の次の女王・壱与に焦点を当てた作品です。

古代日本らしい雰囲気×恋を表現することを目指して描きました。

あとがきのようなもの

〇〇時代風ファンタジーなら今まで描いたことがありますが、歴史小説は何気に初めてでした。

壱与は実在の人物です(と記録にはある)ですが、壱与の恋した相手やストーリーは私が捏造創作したものです。

邪馬台国は未だに謎が多くて、どこにあったのかさえも諸説あるのですが、一般的に名前が知られている卑弥呼でさえも謎多き女性です。次の女王の壱与はさらに謎が多く、記録もほとんどないのですね。

そのため、壱与の成し遂げたことや消息ははっきりとは分かっていないのですが、もしもこんな恋をしていたら素敵だなぁ……と思って書いてみました。

裏話

今回の募集内容は、「洋の東西を問わず、過去の世界を舞台とした小説」でした。

恋愛なのか、重厚な雰囲気の話なのか、どんな感じのストーリーを求めているのか分からなかったので、自分が書きたかった恋愛×時代をテーマに選びました。

クレオパトラとか織田信長とかマリーアントワネットとかも考えたのですが、あまりにも有名な実在人物を私が書くと二番煎じどころか千番煎じくらいになりそう(上手く料理できる自信がない)なので、今回はやめておきました。

有名な歴史上の人物がダメなら、過去を舞台にした架空の人物のお話にする?
それも考えたのですが、歴史上には名前は残っているけれど、あまり知られていない人物はどうだろうと思い、壱与の物語を書くことを決めました。

邪馬台国がいつ消滅したかも分からない、壱与の消息もはっきりとしたことは不明……
ほとんど手がかりはないのですが、逆に捏造創作の余地があるかなと思ったのです。

女王としてだけでなく巫女としての役割を果たしていた卑弥呼は、呪力を保つために男性とは極力関わりをたち、生涯独身でした。(という説が有力です)
壱与についてははっきりとした記録がないのですが、おそらく卑弥呼と同じく男性との関わりは極力絶っていたと推測されます。

そうなると、そういった状況で壱与が恋を出来るとしたらどんな相手だろう……と考えて、ストーリーを作りました。
かなり制限された状況なので、逆に壱与のお相手やストーリーは作りやすかったですね。

史実に残されていることはなるべく崩さないようにしつつ、史実として残されていない部分は自由に創作してみました。

まとめ

『邪馬台国の女王・壱与の恋』

2000字未満のサクッと読める短編です。
(私の創作上の)壱与の恋のお相手やストーリーが気になった方は、ぜひ読んで頂けると嬉しく思います。