【文章】ブログと小説の書き方の違い
こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。
前回の記事で、当ブログの記事が100記事になりました。


当ブログを始動してから、約9ヶ月。
以前のアメーバの過去記事からのリライトがかなり多いのですが、それでももう100記事も執筆したかと思うと感慨深いものがあります。これからも200、300、500……とたくさんの記事を書いていきたいですね。
さて、ブログはついに100記事を達成しましたが、小説はブログよりもさらに多い文字数を今まで執筆してきました。
小説とブログ記事と両方を執筆してきて、ずっと思っていたことがあります。
小説とブログって、同じ文章を書くことでもかなり違いませんか?私は小説もブログも両方書いていますが、それぞれの文章の書き方はかなり違うなと感じています。
どこがどんな風に違うのか?
私なりに考えてみたので、私と同じく文章を書くことにご興味のある方は、よろしければみていってくださいね。

それぞれの区分け
文章を書く人=ライターとまとめてしまってもいいのかもしれませんが、ライターと言うとなんとなく「依頼されて文章を寄稿する人」というイメージがあります。
小説を書く人=作家
ブログを書く人=ブロガー
依頼されて記事やコラムを書く人=ライター
というような感じでしょうか。
みんな同じ文章を書く人なんですが、小説を書く人は全員ブログを書くのが得意かというと、そうでもないですよね。私も小説を書いていてブログもやっていますが、小説に比べるとブログの文章を書く方が苦手です。
もちろんどれもまんべんなくこなす方もいらっしゃると思いますが、大抵はどれかに特化している方が多いのではないかと思います。
何が違うのか?


方向性の違い
まず大きな違いとしては、方向性が違うのかなと思います。どちらかというと小説は内向きで、ブログやコラムは外向きの方向性でしょうか。
どういうことかというと、小説はその作品の中で世界観が完結していますが、ブログ記事は読者様に発信するような外に向かって発信するようなスタイルだとも思うのです。
もちろん小説でも(ネットに公開する場合や書籍として発売する場合は)読者様を想定しているので外向きと言えなくはないですが、キャラクター同士の会話もストーリー展開も全て作品(作者の頭の中)の中で完結してますよね。
それに対してブログ記事は、「こう思いませんか?こうですよね?」と読者様に語りかけるようなスタイルが多くなりませんか?
色々なスタイルがあると思いますので一概には言えませんが、なんとなく私の中では小説は「内向的な創作活動」で、ブログは「外交的な創作活動」というイメージです。

結局自分が書いているので、小説にも作者の考え方が影響しているかもしれませんが、小説の場合はそこに書かれていることは「キャラクターの考え」であり、イコール作者の考えではありません。
しかし、ブログやSNSで発信した文章は、基本的には全て自分の言葉ですよね。
小説は思いきって書けるのですが、「自分の言葉」になると思うとすごく気を使うし、私の場合は当たり障りない言葉を選んでしまうので結局無難でつまらないものになってしまっている気がします。

必要なスキルの違い
あとは、それぞれを書くときに必要なスキルの違いも大きいかと思います。
文章を書くのだから、一見文章力が一番重要な気がしますよね。
でも、案外そうとは限らないかもしれません。もちろん文章力があるに越したことはありません。文章力が高い方が良いには違いませんが、場合によっては他の能力の方が必要なのではないかと思う時があるのです。

ブロガー<小説家<ライター
ブロガーが文章力必要ないというわけではないのですが、文章力よりももっと別のスキルの方が必要な気がするのですよね。
ブロガーに必要なスキル
文章力<コミュ力・行動力<キャラ・ネタ作り
というような感じでしょうか。
文章力よりも、ネタの方が重要な気がしますし、正直文章力はイマイチでも勢いがあってつい読んじゃうとかありますよね。逆に文章力は高くても、おとなし過ぎて目を引くものがないこともあります。
文法とかめちゃくちゃでも読ませる文章というのでしょうか。そういった文章が書ける方は、ある意味文章力が高いといってもいいのかもしれませんが…..。
有名なブロガーさんは上手くSNSを活用して横の繋がりもあるようなので、ある程度のコミュ力も必要だと思いました。
そして、ブロガーの次に文章力が必要な職業は、私のイメージだと小説家です。
小説家に必要なスキル
コミュ力・行動力<文章力<構成力・ネタ作り
というような感じでしょうか。
自分から出版社にガンガン売り込んだりしたら出版できる可能性も上がるかもしれませんが、コンテストもありますし、普通に小説投稿サイトに投稿してるだけでも声を掛けられる可能性もあるので、高い行動力は必須ではないかもしれません。
いくら素晴らしい作品を書いていても自分のノートに書いているだけでは誰にも声を掛けられないと思いますので、もちろんネットに公開するなどの最低限の行動力は必要です。笑
文章力も必要といえば必要なんですが、ブログ記事と一緒で、下手でもつい読んじゃう作品ってあるんですよね。逆に文章力高くても興味が引かれないものもあります。
王道と流行をおさえつつ、自分だけのオリジナリティを出せるネタ作りと構成力は必須ですよね。
自分が時代の先駆者になる!という強い意志があれば、王道も流行も気にせず、ひたすら我が道を行くのもいいかもしれません。
道は険しいですが、光るものがあればいつか作家デビューできるかもしれません。
最後に一番文章力が必要とされるイメージがあるのがライターです。
ライターに必要なスキル
コミュ力・行動力<集中力・筆の早さ<文章力
というような感じでしょうか。
ライターさんって、基本的に頼まれたジャンルの記事を執筆する人というイメージなので、文章力そのもので勝負してる気がします。
外注なのに文章グダグダだったら、え…..ってなりますよね笑
それで一つのジャンルを確立できるくらいにキャラが立ったライターさんなら、ある意味アリなのかもしれませんが……。
小説家もですが、大御所にならないと稿料はあまり高くないので、数をこなさないと食べてはいけません。そういう意味では、筆の早さも必要だと思います。
ただ本業ではなくて、副業としてだったり、隙間時間に自分のペースでやるということだったら、別に筆の早さは必須ではないですね。
ちなみに私は超遅筆ですw
共通点
ここまで違いを書いてきましたが、小説を書くときもブログを書くときでも共通してることがあります。
それは、出だしにインパクトを持ってくるということです。
これは本当に重要だと思います。
いくら途中から面白くなったり、結末がめちゃくちゃ良いとしても、出だしで興味を惹かれなければ、続きを読もうとは中々思いませんよね。
小説もブログも溢れ返っているので、全ての作品に目を通すことはできません。出だしを読んで続きを読むことを決める場合がほとんどだと思います。
人によって好みもあると思いますので万人向けは難しいかもしれませんが、少なくとも「私は朝起きてからまず顔を洗って、それからご飯を食べて……」みたいな単調なものはおススメできません。
友だちや知人なら、書き出しで興味をひかれなくても義理で読んでくれるかもしれませんが、関係ない人だったら即バックだと思います。
まとめ
えらそうに色々書いてしまいましたが、私自身は出版経験もないし、ライターと呼べるかも謎ですし、ブログで収益も得ていない素人ですので、あまり気にしないでください笑
〇〇はこんな傾向がある、という占いみたいなものだと思っていただければ(え?)。
向いている向いていないとはあるかもしれませんが、何よりも好きという気持ちが大事だと思います。


可愛いものと猫と創作が大好きな物書き。
執筆ジャンルは、恋愛(TL/BL/GL/TSF)、ファンタジー、青春、ヒューマンドラマ、など雑多。年下ヒーローと年下攻めを特に好みます。
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