【依頼トラブル体験談】納品物を持ち逃げされてしまった時の話
こんにちは、『優月の気ままな創作活動』にお越し頂きありがとうございます。
管理人の春音優月(はるねゆづき)と申します。
いつも楽しくオリジナルの小説を執筆したり、クラウドソーシングサイトを通じて文章関連のお仕事をさせて頂いております。
大抵の依頼者さまはマナーも良くまともな方なんですが、中にはモンスタークライアントと呼ばれるような方や困ったお客様もいらっしゃいました。
モンスタークライアントあるある
持ち逃げ被害体験談
※プライバシーの観点から、実際に遭った事例とは多少事実を変更してお送りさせて頂きます。
最初から警戒するような要素はありました
該当の方は、私の警戒要素の一つであるLINEみたいに短文でポンポンメッセージを送ってくる方でした。全ての方がそうだというわけではないのですが、一度のメッセージで済むことなのに一行ずつ小分けにして送ってくる方って、今までの私の経験上、地雷度が高いのですね。
もちろんメッセージを分けて送るなということではありません。その方が送りやすいというのでしたら、LINEみたいに送って頂いても良いのです。
ただLINEのようにメッセージを送ってこられる方って、思いついたことをそのまま送ってこられる方が多いので、言ってることがコロコロ変わったり、後出し小出しがかなり多い傾向があるのですね。
打ち合わせが終わってるのに、「ここはこういう設定にしてください」とか、「このエピソードを入れてください」とか……。
たまたま伝えるのを忘れたことがあって、追記で送ってくださるのはもちろん全く構わないのですが、なんかもうそういうのじゃないんですね。明らかにその場の思いつきで言ってるのが伝わってきますし、限度を越えてるんです(笑)
意見をコロコロ変えられたり後出し小出しが多いと、お互いに時間も浪費してしまいますが、すでに打ち合わせも進んでいましたし、断るほどひどいわけではないかなとその時は思っていたのでお受けしました。
いつもはご希望の執筆文字数分のお値段を先払いで頂くのですが、今回は「前払い◯円+執筆文字数に応じたお値段を後払い」という形でした。
そこで私もおかしいなと思うべきだと思ったのですが、「もし想定の文字数よりも多くなった場合は、チップ(おひねり)で払います」とおっしゃってくださる依頼者さんもいらっしゃいますし(実際に超過した場合は払って頂ける)、一気に払えない事情でもあるのかなと思って、その時はそこまで深く考えていなかったのです……。
その後も多少のトラブルはあったけど、話の通じる方だと思っていました
依頼打診を頂いた段階で「打ち合わせ終了後、〇日程度お時間頂きます」と大体の納期目安をお伝えさせて頂いております。
さらに打ち合わせが終わると、「〇日までにお伝えします」と正確な提出日をお伝えさせて頂くのですが、それにはすんなりOKを頂きました。
しかし、そこから怒涛の催促が……
最初の方は私も楽しみにして頂けてるんだしと思って、お返事を返したり、途中までのものをお見せしたりしてましたが、さすがに毎日何通もメッセージを送ってこられてげっそりしてしまいました。
我慢の限界がきた私は、
他のお仕事もあるし、私生活の都合もある。楽しみにして頂けているのは嬉しいけど、納期を過ぎているわけでもないのだから、急かさないでほしい
というような趣旨のメッセージをオブラートに包み、丁寧な表現でお伝えしました。
すると、謝罪もして頂けたし、分かって頂けたのですね。
気を悪くさせるつもりはなかった。途中までの作品を見たけど、すごく良くて完成するのが楽しみだし、来月もまた頼みたい。すごく良かったから多めに払うつもりなので、◯字ぐらい書いてほしいとおっしゃって頂けましたし、その時に◯日に追加料金を払うとお約束して頂きました。
短めにまとめることも出来ましたが、ちゃんと謝罪もして頂けたし、作品を褒めて頂けたらやっぱり私も嬉しいです。
お伝え頂いた最大の文字数を書かせて頂こうと思い、長めに執筆させて頂きました。
納品した途端、バックれられました
納期までにご依頼の作品を提出し、そのメッセージはすぐに既読になりました。
しかし、今までは数時間以内、早ければ秒で返信して頂いていたのに、納品した途端にぱたっとご連絡が途絶えました
そこで、私はようやく気づきました。あ、これ持ち逃げされたわ、と
とりあえず前払いの分は手元に入ってきたので、ゼロではなかったことが今回の救いですね。それでも悔しいですが……。
今回の件について思ったこと
自分への戒め
やっぱり報酬をもらうまでは作業しない方がいいということですね。
色々なところで未払いのトラブルを拝見していて、そういったトラブルに巻き込まれないよう、私はトークルームが開いてから(お支払い頂くとトークルームが開く)しか作業しないようにしています。
でも、お取引きの最中でオプションを追加したいと言われたり、小説や記事の場合は想定している文字数よりも多くなることもありますよね。
途中でオプションが必要な方は、まずはオプションをご購入頂いてから作業させて頂いております。
文字数超過の方は……
まあ多少文字数が多くなっても、それは私が超過させてしまったということもありますので、こちらから追加料金を請求したりはしておりません。
「たくさん書いて頂けたので」とチップ頂くこともあれば、お礼言われて終わりの時もありますが、それは別に自分が超過させてしまったことですし、どっちでも気になりません。(もちろんチップを頂けたら嬉しいですが)
でも今回のケースは、「◯日に追加料金を払う」というお約束も破られましたし、「追加分はちゃんと支払うから、たくさん書いてほしい」と言われたのでがんばって多めに書いたのに、それも全て裏切られてしまいました。
まさか逃げられるとは思ってもみなかったので、お支払い頂く前に提出してしまいましたが、私が馬鹿でした。完全に油断してました。
私の登録してるサイトでは、お支払い前の作業を推奨しておりません。お支払い後に何らかのトラブルが発生した場合は間に入ってもらえるかもしれませんが、お支払い前に厚意で作業した場合は何が起きようと自己責任という感じですね……。当たり前の話なんですが……。
今回の件で、お取引きに入る前の作業はもちろん、お取引中の追加作業もきちんと報酬を頂けるまでは作業しないようにしたいと思いました。
ちゃんと払って頂ける方ばかりなら後払いでも良いのですが、なかには今回のような悪質な方もいますし、信頼していても裏切られる場合があると分かったので、もう二度と同じ被害に遭わないようにしたいものです。
持ち逃げ=万引きです
今回の件で自分は馬鹿だったとは思っていますが、私に非があったとは全く思っていません。
これまで様々なトラブルを経験してきましたが、今回の件はトラブルというよりも犯罪です。
追加料金を払って頂けなかった理由について考えてみました。
①最初から持ち逃げするつもりだった。
②完成品を見て支払う価値がないと思ったので、支払わなかった。
③支払うつもりだったが、何らかの事情で支払いが出来なくなってしまったので連絡を経った。
大体こんなところだと思います。
①は論外ですが、③だった場合でも理由を伝えることぐらいできるはずです。どうしてもご事情があるのなら、待つことも出来ますし。
②だった場合は悲しいですが……。
期待するクオリティより下だったのでしたらそれは申し訳ないですが、でもそれって飲食店でごはん食べてまずかったからお金払わないって言ってるようなものですよね。道理が通りません。
大体リテイクもありますし、何か気に入らないことがあるなら、遠慮なく伝えてほしかったです。
納品した途端に音信不通になったので、どんな理由があったのか分かりませんが、私は何度もご連絡はしました。
どんな理由にせよ、理由も言わずに無言でバックレるなんて卑怯です。卑怯というか、万引きと同じですよね。
ネット上の取引で、データだけの納品になるので、別にバックれてもいいやと思っているのかもしれません。
ササっと書けるだろうし、払う価値ないと思われたのかもしれません。
でも、私は依頼者さまのためだけに心を込めて、時間をかけて書きました。
損したというよりも、自分の作品には価値がないと言われてるようで悲しかったです。
私の感情論はさておき、ネット上での取引でも持ち逃げは犯罪です。
今回の件は優月も馬鹿だったので、これ以上追求することはしません。良い勉強になったと思って、前に進んでいきます。
今回私も被害に遭ってしまいましたが、もっと大きな被害に遭われた方もTwitterなどでお見かけします。
罪に問われたのか問われてないのかは分かりませんが、たとえ罪に問われなくても、そういった行為は犯罪です。
誰かを騙したり裏切ろうとする悪意のある方も少なからずいるようですが、後々になって罪悪感に捉われるようなことをするのはやめましょう。
そして罪悪感だけの話ではなく、匿名の誹謗中傷についても以前より取り締まりが厳しくなったと聞きます。これからはネット上での犯罪も厳しく取り締まる時代がくると思いますし、そういった行為はやめた方が身の為だと思いますよ。
まとめ
大半の依頼者さんは、良い方です。
ただ悪意を持った方も少なからずいるので、お互い気持ち良くお取引きするためにも自衛した方が身のためだなと思いました。
可愛いものと猫と創作が大好きな物書き。
執筆ジャンルは、恋愛(TL/BL/GL/TSF)、ファンタジー、青春、ヒューマンドラマ、など雑多。年下ヒーローと年下攻めを特に好みます。
簡易プロフィールとリンク集🐱
さらに詳しいプロフィールはこちらから